食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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弁当の日ワールドカフェ

少し前の話ですが
11月22日、
「弁当の日」ワールドカフェ
を行いました。

グループ毎の自己紹介で
「参加しようと思った動機」
を聞いていると
「弁当の日、やってはいるんだけど
 形骸化してて…」
「弁当の日、やったけど
 盛り上がりに欠けて…」
そんな声がいくつか聞かれました。

子どもが作る「弁当の日」。

やらないより
やった方が絶対にいいけれど
やれば100%盛り上がるわけではありません。
やれば100%効果があるかというと
そうではありません。

やっぱり
やり方によって
盛り上がりも、
効果も変わってきます。

そこで、急遽
稲益先生とアドリブで
「より深く、より盛り上がるための
 弁当の日十箇条」
を考えてみました。

1.「先生の本気度」
先生が弁当の日に対して
いかに本気であるかです。
子ども達の暮らしと育ちと学びに対して
いかに本気であるかです。
当たり前ですが
弁当の日に批判的な、懐疑的な
先生のクラスでは
弁当の日は盛り上がりません。

2.「写真を撮る」
先生の本気度は
写真を撮るという
具体的な行動に現れます。
子ども達の笑顔と弁当を
撮りたくなるのです。
あなたが自分で作った弁当は
記録に残すほどの価値がある
というメッセージになります。

3.「設計図を書く」
漠然と作るよりは
「こんなお弁当を作りたい」と
具体的にイメージし
そのゴールに向かって作る方が
絶対に効果的です。
ただし、その設計図は
絵を描く程度。
栄養バランスなんかを
考えさせてはいけません(笑)

4.「(先生が)評価しない」
先生は評価したがる生きものですが
弁当の日で評価してはいけません。
評価は、子ども達自身が
自分で、お互いにしているのです。
そこに意味があるのです。
よくありがちなのが
実施後、アンケートをとって
「どれだけ自分で作ったか」
を確認。
先生、やりがち(笑)

5.「学習をしない。学習にしない」
弁当の日は学習ではなく
生活です。
生活を学習にしてしまうと
しんどくなります。
楽しくなくなります。
毎朝の朝食を、
「栄養バランス」などの観点から評価され
感想文を書きなさい
なんて言われたら
誰も、朝食なんて作りたくなくなるでしょう。
やりっぱなしでもいいのです。

6.「子どもは自分で学ぶ」
弁当の日を
先生が学習にしなくても
子どもは、そのプロセスを通じて
自分で学びます。
成長します。
そのことに意味があるのです。

7.「年3回以上する」
年1回の弁当の日
という学校もありますが
最低年3回以上。
子どもの
「次はこんな弁当を作りたい」
というモチベーションと努力が
継続するには
それくらいのペースが必要です。
そして、それくらいのペースでやれば
子ども達自身が
自分の成長を実感しやすく
楽しくなるのです。

8.「先生も弁当を作ってくる」
当たり前ですが
先生も自分で弁当を作ってきます。
子どもが驚くような
弁当を作ってきます。
これが先生の本気度です。
コンビニ弁当を持ってくるなんて
もってのほかです。

9.「みせあいをする」
評価は、子ども達自身が
自分で、お互いにしますし、
そこに意味があります。
そのためには
みせあいの時間が
とても重要なのです。

10.「強制する!」
「作れる人は作ってきましょう」
「作っても、作らなくてもいいです」
ではダメなのです。
「必ず作ってくること」と
強制します。
強制が先生の本気度を伝えます。
弁当づくりには
それだけの意味がある
というメッセージとなります。

 

稲益先生、
補足があればお願いします。

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ふ~
これだけ書いておけば
いつか何かの原稿に使えるだろう(笑) 

 

 

 

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