食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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「エジプトはナイルの賜物」

今回の豪雨は
ウチの前の川も溢れかけたし
庭の排水がうまくいってなくて
(溜桝に土砂が溜まってた)
土砂降りの中、作業したし
今日も筑肥線が止まったし。

 

それでも
被害はありませんでした。
本当に幸運です。


一方で、浸水被害や
土砂災害に見舞われた方も多数いらっしゃって
心からお見舞い
申し上げます。

 

しかし。。。


新築の家が被害にあって
「浸水被害は行政の責任だ!」
というニュースを聞いて
ビックリ。

 

「エジプトはナイルの賜物」
という言葉があります。
ナイル川が運ぶ肥沃な土のおかげで、
エジプトの壮大な文明・国家が築かれたの意味です。

 

たまに河川が氾濫し
上流から肥沃な土壌がもたらされ
そこが豊かな農業地帯になりました。
これはエジプトだけでなく
日本も同じ。

 

氾濫する河川のまわりに
田畑が拓かれていきます。
でも、そこは氾濫する危険があるので
昔の人々は
川から少しでも離れた「山つき」(山の麓)に
居を構えます。

 

だから、昔ながらの農村は
田んぼや畑がある場所、
家屋がある場所は
すごく合理的です。


さらに山も
家屋の周りは竹林
乾燥する尾根にはマツとか
比翼で水分が多い谷にはスギとか
合理的です。


だけど
山つきに居を構えるから
土砂崩れのリスクが高まったり。

 

日本人はそうやって生きてきました。

 

地名だって
「ここは谷だよ」
「ここは沢だよ」
って教えてくれています。
こんなリスクがあるよ
という、先人の知恵です。

 

で、
そんな農地が新興住宅地に
開発されていきました。

日本人の努力で
堤防が築かれ
安全性は高まりましたが
そこ、もともと
氾濫原です。

 

特に最近は
数十年に一度の大雨が
毎年起こってます。

 

家を買うなら
家を建てるなら
そのリスクまで考えたほうがいいです。

 

車を買うときは
メーカー
値段
生活スタイル
エクステリア
インテリア
安全性能
等々、吟味しまくって買うはず。


なんで家の場合は
メーカー
値段
間取り
地価
固定資産税
くらいは気にしても
学校や職場への近さとかが優先で
活断層とか
浸水の可能性とか
土石流の可能性とか
津波の可能性とか
そんなことは考えないんだろう?


車の10倍の値段。
命に関わる問題。
子どもの命に関わる問題。

 

行政にも非はあるかもしれないけれど
考えなかった自分が悪い。
調べなかった自分が悪い。


選択と責任。
そして運。
人のせいしたら
一生、幸せになれない。


 選択と責任。

 

 

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