みかんさん(31歳、女性)からの質問。
旦那と結婚して5年目。
セックスレスです。
子育てと家事と仕事で手一杯で、
旦那とそういうことをする気分と体力がありません。旦那はそれにものすごい不満を抱えています。
仕方なくした時には、
もう恋愛感情がなくなってしまったのだなと実感し、
悲しくなりました。日々子育てのことなど話し合い
向き合っているのですが、
旦那とセックスするのが嫌になっています。授乳のせいでしょうか。
旦那のことは大切に思っています。
一途に添い遂げたいと思っています。
けれど、今は旦那の要求に応えられません。
これは逃げでしょうか。
どうしたら良いのかわかりません。
いくつかのレベルで説明します。
まず「性欲」のレベル。
また、女性の性欲を司るのが
プロゲステロン。
出産すると、プロラクチンというホルモンの分泌量が増加し、
乳腺に作用して、おっぱいの分泌を促します。
おっぱいがでるのは、プロラクチンのおかげです。
一方で、このプロラクチンは
「性欲抑制」効果があります。
実は、男性も射精後に
プロラクチンが大量に分泌されるそうです。
さっきまでは性欲の塊だったのに、
このホルモンによって性欲は一気になくなり、
仕事モードに入ったりします。
「終わったら突然冷たくなった」
というのはこのためです。
つまり、授乳中の女性は
常に「終わった」状態。
これらのホルモンが、産前、産後で
こんなに変化します。
プロゲステロンは減少するは
プロラクチンは増加するはで
そういうことをする気が無くなるのは
当然です。
とはいえ、この産後の状態が起因となって
セックスレスになったり
二人目不妊になったり
産後クライシスになったり
夫の不倫、浮気につながったり
するケースは多々あります。
夫婦円満な先輩ママたちは
産後は、手でしたり、口でしたりと
夫の性欲もマネジメントしているようです。
次に「恋愛感情」のレベル。
快楽を司るのは、ドーパミン。
当然、恋愛をしているときには
ドーパミンが大量に分泌されます。
しかし、恋愛に起因したドーパミンは
結婚式や新婚旅行など
大きなイベントが終わると
放出量が低下すると言われていますし
ある説では
最長3年らしいです。
つまり、結婚して5年なら
恋愛感情はなくなって当然。
だから、
みかんさんは普通。
悲しがる必要なし!
であれば、
これからは
恋愛・新婚期とは違った
関係性を作り出せばいい。
サン=テグジュペリはこう言っています。
愛はお互いを見つめ合うことではなく、
ともに同じ方向を見つめることである。Love does not consist in gazing at each other,
but in looking together in the same direction.
つまり、お互い見つめ合って
燃え上がっていた恋愛期が終われば
「子育て」「家を建てる」「お互いの目標の実現」…
のような、同じ方向を向き
共に歩み、支え合う関係性の構築が必要なのでしょう。
日々子育てのことなど話し合い
向き合っているのですが…
旦那のことは大切に思っています。
一途に添い遂げたいと思っています。
なら、大丈夫。
世の中には
破綻している夫婦
仮面夫婦なんて死ぬほどいます。
ちなみに
男性は、いずれ(妻に対する)性欲が低下し
(※これをクーリッジ効果と言います)
逆に、
女性は、閉経が近づくので本能的に
性欲が増します。
そうやって
産後も性欲ギャップ
40代になっても性欲ギャップ。
そういう事があるのだと知った上で
どうやって、二人でそれを乗り越えるかが
重要なのでしょう。
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