昨日は、大学院入試。
昨年までと全く違うのは「コロナ禍」の中での実施。
10日前に、学生係からこんなお達し。
- 入室前に受験者の検温をする。
- 発熱が発覚した受験生は受験できない。
- 体温が37.0度以上の学生が対象。
- その場合、その受験生は欠席となる。検定料は返金できないが、1月に受験する場合は、検定料は免除することができる。
ちょ、ちょっと待ってください。
これを、なんのマニュアルもなく
試験監督の裁量と責任でやらせるんですか?
私は、学生係にこんな問い合わせとリクエストをしました。
結論としては、
体温計は非接触型で
9:30から、検温・入室・手指消毒を開始し
発熱者が出ることもなく
スムーズに試験を開始することができました。
試験会場は
机と机の距離を最大限とり
窓もドアも全開にし
(そうすると熱々の外気が入ってくるので)
クーラーも風量MAX。
そういうコロナ対策を細々していたら
センター試験が怖くなりました。
問題①:試験監督足りるの?
「密」を避けるために、各会場の
試験場入室者数を減らせば
試験場数を増やさなければなりません。
当然、試験監督数も増やさなければなりません。
今回の大学院入試もそうですが
まず、試験監督が相互に検温。
ここで試験監督が37度以上あったり、
体調不良であるならば
試験監督ができません。
つまり、予備の試験監督を準備する必要があるでしょう。
試験監督が相当に必要になるはずです。
問題②:入室前の廊下で「密」!
入室前に検温するので受験生は
廊下で待機していましたが
受験生が多く、その廊下で
ソーシャルディスタンスをとれない状態に。
センター試験も試験場の開場時間等が
厳密に決められていて
受験生は、廊下や階段で待機しています。
そこで必ず「密」が生じます。
問題③:換気、大丈夫?
センター試験は真冬です。
換気するために窓を開けていたら
絶対に寒い。
しかも、室内環境の公平性を保つため
福岡のセンター試験会場では
試験中、暖房を停止します(昨年度までは)。
さすがに、今年度は(窓を開けるとしたら)
暖房をつけるでしょうが
窓際の寒い受験生と
エアコン吹出口に近い暑い受験生と
相当な環境差が生じるはずです。
問題④:受験者が咳をし始めたら…
センター試験の監督には
親指ほどの厚さがあるマニュアルが配られます。
そのマニュアルには、例えば
受験者が嘔吐した場合にどうするか、とか
ヒアリングテストの間に騒音が生じたらどうするか、とか。
さて、昨年までは
咳をしたり、鼻水をすすったりする受験者がいても
試験監督として特に対応はせず
他の受験生も
そう気にならなかったはずですが
今年度は違います。
集中できなくなる受験生もでてくるでしょうし
試験監督に対応が求められるでしょう。
でも、私達は感染症予防のプロではありません。
咳をし始めた受験生をちゃんと室外に連れ出せるのか。
そして、部屋に戻り、試験監督業務を再開していいのか。
問題⑤:そもそも…
そもそも、国が緊急事態宣言を出し
現在も、緊急事態宣言が出されている
都道府県もあります。
それを受けて、各学校は、現在も
体育祭も中止、
文化祭も中止、
修学旅行も中止…
となっているなかで
センター試験はやるんですか、ちゅー話です。
いろんな高校から受験生が
一つの試験場に入室するので
リスクは、普通の学校生活よりも
相当に高いはずです。
まぁ、1月ごろには
どうなっているかは分かりませんが。
もし、センター試験の監督があたったら
と思うとゾッとします。
ちなみに。。。
大学入試センターは、
令和3年度(2021年度)大学入学者選抜に係る
大学入学共通テスト実施期日と
試験出題教科・科目の出題方法等を発表。試験実施期日は令和3年1月16日(土)および17日(日)。
新型コロナウイルス感染症対策に伴う、
大学入学者選抜の日程や試験実施上の配慮等により、
学業の遅れを理由に選択できる試験期日として
令和3年1月30日(土)および31日(日)、
特例追試験期日として2月13日(土)および14日(日)が追加された。
そういう、対応だけは早いな。。。
っていうか、この段階で
試験監督の負担、すでに3倍近いじゃん。。。
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