食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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5年後。

FBの「過去のこの日」に
この写真があがってきた。

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めちゃくちゃ懐かしい。

 

おとちゃん3歳。
とらじろう1歳。

 

おとちゃんに
この写真を見せて
「覚えてる?」
と聞いても
「覚えてない」
という。

 

隣の集落の佐波のアジサイ
あまりにも美しくて
3人で買い物に行った帰りに
車を止め
写真を撮っていたら
カメラマン夫婦に
「まぁ、なんてかわいい子どもたち」
と写真を撮られまくった日。


あまりに懐かしくて
5年後のこの日
同じ写真を撮りに行った。

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で、並べてみた。

 

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焼きそば100人分(笑)

9日(土)、午後は
福吉幼稚園・保育園の
卒園児BBQ。

 

おとちゃん、とらちゃんは
卒園児なので
13:30のスタートに合わせて送りおどけ
15:30に迎えに行こうと思っていた。

 

そしたら
13:15の段階で
「焼き係」が職員しかいない。

 

毎年、パパがボランティアで
焼き係を担い
それは、実は「熱祭りバザー」の
練習になっている。

 

でも、焼き係がいないと
BBQがスタートできないということで
ゴーシ先生、焼きそば担当。

 

毎年、100人分以上
焼き続けているので
周りの人が
ほれぼれする程の
腕前なのである。

 

それにしても、
この1週間に作ったものって
カレー60人分
おにぎり30人分
焼きそば100人分
って、業者か。

60皿分のカレーづくり

3日の昼食はカレー。

 

35人分。

 

「余ったら、夜のBBQにまわせばいいや」
と思い、
ご飯を4升炊き。

 

カレーを少し余るように
42皿分作ろうとしたら
現地の事務スタッフさんに
「全然足らないはずですよ」
と言われ、慌てて追加買い出し。

 

結局、60皿分のカレー。

 

料理というより
肉体労働。

 

そしたら
4升のご飯も
60皿分のカレーも完食(驚)。

 

 

午後は
夕食のBBQに備え
野菜を下ごしらえし
ひたすらおにぎりづくり。

 

現地事務スタッフさんが
驚くほど
ゴーシ先生
おにぎり作るの
速くて上手い。

 

 

 

 

赤ちゃんへのプレゼントの一つは菌

高原農場実習2日目。

夕食準備の前、子牛が生まれました。

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さて、高原農場実習で
学生と一緒にセミナーを受け
「おおっ!」
と思ったことを(補足し)memo。

 

(以下、牛ではなく、ヒトの話です)

 


腸には100種類以上、100兆個にも及ぶ腸内細菌が生息。
腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、中間の菌の3グループで構成。

 

善玉菌は、悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし、
食中毒菌や病原菌による感染の予防
発癌性をもつ腐敗産物を抑制する腸内環境をつくる。
また、善玉菌は腸内でビタミンを生み出し、
消化管の粘膜免疫を高める。

 

一方、悪玉菌が増えると、
肌が荒れ、免疫力が低下し、感染症、大腸がんを発症しやすくなり
生活習慣病を引き起こし
ウツな気分になり、
便秘が治りにくくなる、等々。

 

この菌のバランスを決定する重要な要因が「食」。 

 

さて、
赤ちゃんがいる胎内は無菌状態。
膣内は、強力な酸性で、
雑菌が膣内で繁殖できなくなっている。
当然、赤ちゃんも無菌状態。

 

出産時、赤ちゃんは母親の産道を通る際に、
赤ちゃんは口や鼻をぴったりと押しつけることになり、
そこに生息する菌を吸い込む。

 

膣内の菌は肛門に近いこともあり、
大腸に生息する菌とよく似ている。

 

赤ちゃんの体は
無菌状態だったので
その菌が
赤ちゃんの体内で
爆発的に増えることになる。

とすれば
ママの腸内に善玉菌が多いと
赤ちゃんは善玉菌まみれになり
ママの腸内に悪玉菌が多いと
赤ちゃんはいきなり悪玉菌まみれになる。

 

当然、そのあとの生活によって
赤ちゃんの菌のバランスは変わるが
悪玉菌が増えるような食生活を送っている家庭で育てば
やっぱり、さらに悪玉菌が増えるはず。

 

赤ちゃんへのプレゼントの一つは菌。
それを生み出すのは食。

高原農場実習、2日目

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実習中の食事は
学生による手作り。

 

買い出しに行って、
ローテーションで
当番グループが準備します。

 

ただ、30名分の食事を準備するというのは
料理し慣れた人にとってもタイヘンで
普段、料理していない学生にとっては
相当な試練。

 

まず、買い出しの量が分かりません。

 

まぁ、それを含めて
勉強と言えばそのとおりなのですが。

 

 

1日目の夕食のメニューは
ごはん
コンソメスープ
煮込みハンバーグ。

 

すっげー手間のかかるメニューのチョイス。

 

時間がかかりながらも
何とか完成。

味は良かったです。

 

でも、量が少なかった。
小さなハンバーグが一つだけ。
しかも、副菜もない。

 

これ4日間は
かなりキツイ。

 

2日目、朝。

 

メニューは
ご飯、味噌汁、卵焼き
だと言います。

 

6:00におきて
厨房に行くと
学生は誰もいません。

 

獣医さんからの差し入れ
というキュウリがあったので
「キュウリの塩昆布和え」を
作りました。

 

そうしたら
学生さんがやってきて
調理開始。

 

でも、卵焼きが焼けず
ボロボロに。

 

見るに見かねて
ゴーシ先生が
卵焼きを焼くことに。

 

結局、全部焼きました。

 

 

昼食は
(学生さんは午前、作業があるので)
学生さんが下ごしらえをし
現地の事務スタッフが調理を担当します。

 

今日のメニューは
親子丼らしい。

 

汁物はなし。
副菜もなし。

 

しかも、鶏肉も玉ねぎも
全然、足りそうにありません。

 

学生さんだけが食べるのであれば
「いい勉強」として、
具の少ない親子丼だけを
むしろ卵丼だけを食べさせればいいのですが
現地の先生方、スタッフさんも食べます。


しかも、その食材費をいただいています。

これは申し訳ないと思い
許可を得て
学生の作業監督から離れて
厨房班に入ることにしました。

 

 

まず、全然足りない食材の追加買い出し。

 

 

汁物として
キノコの味噌汁を作り
副菜に
キュウリのおかか・ゴマ和え
そして親子丼。

 

ほぼ1人で作りました。

現地事務スタッフさんが
「ここまでやる先生は初めて」
驚いていたほどです。

 

残りの人生の
食の機会は限られています。
いくら
学生さんの教育の場とはいえ
その一回、一回は
自分の中で納得がいく食にしたいのです。

 

残り、2日。

 


完全に飯炊き係に徹するつもりです。

 

九州大学農学部 高原農業実験実習場へ

学生の牧場実習の引率のため
3泊4日で
大分県の久住にある
高原農業実験実習場へ。

 

大分県で生まれ育って18年
九大に在籍して19年、
初めて来ました(笑)

 

ただ、
小さな子どもがいる身で
3泊4日は
はっきり言ってツライ。

 

それでも
来た以上、楽しもうと思っていたら
この天気。

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雨はひどく
風も強く
霧がかかって
何も見えない。


午後からは、施設案内と
牛への給餌。

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引率なので
見ているだけ。


めちゃくちゃ寒い。

 

 

実習後、夕食までの自由時間に
近くの立ち寄り湯で
冷え切った体を温めようと思ったら
すべて立ち寄り湯の
時間は終了。

 

大学の施設なので
部屋は研究室のよう。
「少年自然の家」のように
自分でベッドメイクしなければならず。

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ここでの
4日間の生活(笑)。