食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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肩書

今日の午後は、
ある町の
「まち・ひと・しごと創生総合戦略有識者懇談会」。

こういう会議には
有識者
学識経験者の出席が求められます。

私は大学の職位ヒエラルキーの中で
最下層の「助教」。
有識者としての肩書きが重要なら
教授や准教授に依頼したほうがいいです。

だけど、
助教の私にオファーがありました。
「肩書」ではなく
「お飾り委員」ではなく
私の知見や経験が求められているのだと理解し、
ありがたくお引き受けしました。

しかも「副会長」を任されることになりました。

「こんな若造でいいですか?」
と確認をとりましたが
「是非、お願いします」
とのこと。

やりましょう。
やりましょう。
頂いたオファーは断りません。
全力を尽くします。

で行ってみると
各団体のトップが16名も委員として
名を連ねる会議。

佐藤剛史、おそらく最年少(笑)。

そして会議start。

1.町長のあいさつ。
2.委嘱状公布。
3.自己紹介。

「学識経験者に名を連ねるだけの
 お飾り委員にならないよう
 独創的な意見を積極的に
 発言していきます!
 よろしくお願いします!!」

4.会長、副会長が選出
5.会長、副会長のあいさつ

「先ほど、自己紹介で
 独創的な意見を積極的に
 発言していきます!
 と申しましたが
 副会長の役職を与えられ
 発言できなくなりました(涙)」

のあいさつで笑いが起き
アイスブレイク。

そして、のこり1時間で
本格的なディスカッションのはずが...

事務局による説明が
延々40分以上。
しかも教科書的な
国レベルの少子高齢化の現状について。

しかも、
あと2つの議題について
説明が残っています。

さすがに手を挙げました。

「あの、すいません。
 とても言いにくいんですが
 事務局の説明、長すぎです。
 これから各委員が
 1分発言しても
 それだけで会議は終わりです。
 それで、各委員の
 専門的な知見をご提供ください
 って言われても
 提供する時間がないですよ。
 今後、こんな会議をいくら積み重ねても
 単なる説明会ですよ。
 私は、お飾り委員になるつもりはないですが
 会議自体がお飾り会議になりますよ」

会議室、凍りつきました(笑)

でも、こういう
言いにくいことを
さらに刺激的に言うのが
ある意味
私の役割だと自分に言い聞かせています。

それ以降は、
私が口火を切って
いろんなコメントするようにしたら
各委員が挙手して発言するようになり
さらに、私が合いの手を入れ
盛り上がりました。

わずか20分でしたが(涙)。

私に
何らかの委員としての
依頼・要請するときは
覚悟しましょう。

本気で、全力で行きます。

あくまでも
佐藤剛史の肩書は
佐藤剛史です。