西日本新聞社の佐藤弘さんから
久しぶりにメールが届きました。
佐藤弘さんは
ゴーシ先生を食育の世界に導いてくれた人物で
ゴーシ先生にとっては
ある意味、カミサマ
いや、ザビエルのような存在です。
メールの内容はこう。
さて、被災から5カ月後の12月5日、
やっと九州北部豪雨支援プロジェクトをスタートさせました。現地には何度も、足を運びましたが、現場はも~大変。
個人的には、友人の柿農家に
2トントラックなどを贈れたのですが、それをなんとか会社として支援できんかなあ、
と考えてつくった企画です。
なるほど。
そのプロジェクトの
HPがコチラ↓
目標は1万円、1万口。
つまり1億円。
プロジェクトのHPを見て
正直、「かなり厳しいな」と思いました。
むしろ
「なんで、企画段階からゴーシ先生に相談しない!」
「厳しい」と思った理由は3つ。
①被災から時間が経ちすぎていて単なる寄付は集まらない。
直後であれば、単なる寄付も集まるでしょう。
繰り返し、報道もなされ
「何か自分のできることを!」
と思う人も多いはず。
だけど5か月もたつと
普通の人にとっては過去の災害となります。
「いや、3000円のリターンがある!」
と思われるかもしれません。
そこが落とし穴。
②クラウド・ファンディングに慣れすぎていてリターンを小さいと感じてしまう。
クラウド・ファンディング(以下、クラファン)が
一般化しました。
クラファンはいくつかのタイプがあります。
- 寄付型(リターンゼロ)
- 購入型(リターン高)
- 融資型(リターン高)
圧倒的に多いのが購入型です。
ゴーシ先生の例でいえば
『方円の器』を出版したいです。
1500円、1000人、募集します。
リターンは1500円の本一冊です。
とすれば
リターンは100%。
こう考えると
クラファンって
前売り確約制度なのです。
それに慣れてくると
「10000円出して3000円のリターン」
がすごく割が悪く感じます。
③クラウド・ファンディングの影響で「人」「クレジット」を見るようになった。
ゴーシ先生の例でいえば
『方円の器』出版projectが成功したのは
間違いなく、
友道先生と、土岐山さんと、ゴーシ先生の
個人の力です。
これまで積み重ねてきた
クレジットの力です。
みんな
「あの人のためなら」
ならお金を払ってくれるのです。
インターネット、SNS時代で
そうなってしまいました。
とすると、
今回のprojectの窓口はJA。
漠然としすぎています。
「誰のためにどう使われるの?」
ってなって
積極的に、寄付しようなんて
思えません。
じゃぁ、ゴーシ先生なら
どうするか。
100万円のクラファンを
100本立ち上げます。
「○○さんのビニールハウスを復旧しよう」project、とか。
これ100本。
で、同じ1億円。
で、
その農家さんの人柄等がわかるように
数分のインタビュー動画撮ったり
農園の被災現状の写真をupしたり。
そして、一生繋がっていく
リターンを提示したり。
「いつでも遊びに来てください。
手伝いに来てください。
来てくれたら、柿、食べ放題」とか。
「誰が、それ撮るの?」
ということになれば
それこそ
ボランティアを募集したらいいわけです。
そっちのほうが
全然簡単だし
広がる。
ファンもできる。
ということで、
この記事がきっかけに
西日本新聞のprojectが上手くいけばベストだし
ゴーシ先生のアイデアに乗っかって
みんながこんなことできるよ~
みたいなことになったらいいなぁ。