食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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行動が変わらない食育なんて無意味だ

「行動が変わらない食育なんて無意味だ」
ゴーシ先生の食育活動の基本理念はこれです。

 

知らないでできないんだったら
まだ、いいです。
知っててやらないんだったら
最悪です。

 

ですから、私の食育の本や講演では
理論や理屈や正義は一切語りません。
理論や理屈や正義では人の行動は
変わらないからです。

 

人の行動を変えることができるのは「感動」。
泣いて、笑って、ビックリさせること。
(NWBという清水店長の教え)

 

ですから私の講演は
理論や理屈や正義は一切語らず
泣いて笑ってビックリさせます。

 

さて、昨日は熊本大人塾。
テーマは「プレゼンテーション(講演)の極意」。

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前半は、鉄板ネタの「食育講演」を本気で演り
後半は、その戦略、仕掛け等の裏話をするという
一度で二度おいしいセミナーというか
そんなことやるの
ゴーシ先生しかいないでしょうという
名物コンテンツ。

 

前半が終わった後
ある女子高生に感想を求めたら
こんなこと言いました。

 

「私は恵まれていると思います。
 そして、
 こんな悲惨な食卓を囲んでいる
 子どもたちがいることに
 ビックリしました」

 

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ここからが、ゴーシ先生の
真骨頂でした。

 

 

あなたも
500日後に(高校2年生なので)
こんな悲惨な食事をすることになるよ。 

高校卒業して
大学で一人くらしするでしょう?

そうしたらどうなるか。

大学生リアルな食生活を
見せてあげよう。

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ね。
悲惨でしょ。

 

今、あなたは
毎日、朝食も夕食も
お母さんが作ってくれていて
毎日のお弁当も
お母さんが作ってくれているでしょう。

 

500日後は
誰も作ってくれなくなるよ。

 

そうしたら
こんな大学生の食事になる。
その数年後大学を卒業し
社会人になって
その数年後
パートナーを見つけ
結婚して
その数年後
親になって子どもにご飯を
食べさせるようになる。

 

はっきり言って
大学生の時に自炊できていなかったら
社会人になってもできないからね。
社会人のほうが忙しいし
お金はある。

 

結婚しても子どもができても
いろんな言い訳をしながら
外食、中食に依存する方法はいくらでもある。

あなたの子どもが
あんな悲惨な食卓を囲むようになる。

 

とすれば、今のうちだよ。

 

2学期は、早起きして
自分でお弁当作って
高校に行きなさい。
そうすれば人生が変わるよ。

 

 

彼女は、帰り際
自ら私に握手を求めてきました。

そしたら今日。

お母さんから報告をいただきました。

 

高2の娘と参加させていただきました!
先生の講演から帰宅した、昨夜、
早速料理をし、
今朝はおにぎりという簡単な弁当ではありますが、
高校生にして初めて自分で料理をこしらえました!
まさに聴衆のその後の生き方を変える、
先生の講演を目の当たりにし
驚きと嬉しい気持ちで一杯になりました!
ありがとうございました

 

我ながら、感動しました。

 

彼女の人生が変わり
彼女の子どもの人生も変わる。

 

熊本まで行ってよかった。
やってよかった。

 

行動が変わらない食育なんて無意味だ。