10月5日、
2016年度後期、婚学がstartした。
婚学は少人数ゼミなので
定員は男子学生10名、女子学生10名の
計20名。
今期も授業開始前に
100名弱の学生さんが
受講を希望し、教室に来てくれた。
それだけじゃない。
「前期、じゃんけんで負けてしまって
なんとか後期は受けれないだろうか?」
と直談判してきた女子学生もいた。
「一回目の授業を事情があって受講できないので
じゃんけんの代理をたてていいか?」
とメールで問い合わせてきた学生もいた。
そっか。
婚学はじゃんけんで選抜をするって
学生の間で周知されているんだ。
例年は公平を期するために
10名、10名の定員は
じゃんけんで決定していたのだけれど
それだけ熱意とやる気がある学生を
じゃんけんで選抜してしまうのも
逆に公平なのだろうか
という気がしてきた。
それから
代理をたてるなんてことが
できない仕組みのほうがいい。
そこで、しばらく考え
今期はこんな方法で選抜することにした。
①1組4人以上のグループを作る。
②グループ毎に1人1分程度、婚学の受講動機を語る。
③グループ内で「自分以外」に投票する。
④グループから受講者1名を決定する。
これであれば
公平で
熱意ややる気も反映できる。
これが非常に面白かった。
まず、「受講動機を語るのは恥ずかしいから」
と教室から出ていく学生も多数いた。
また、
友達同士で7人グループを作り
大騒ぎしている男子グループがいた。
友達と一緒に受講したいなら
同じグループにならないほうがいいし
自分の受講確率を高めたいなら
7人グループではなく
4人グループにすべきだ。
戦略性も合理性も足りない。
そして
その大騒ぎしている男子グループを
女子は冷めた目で見ていた。
つまり、自分が「どう見られているか」
という客観性が足りないのだ。
そんなことをリフレクトしながら
2016年後期、婚学受講生が決定した。