食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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中学校の給食時間が短い問題

中井さんの記事。

www.facebook.com

福岡市の中学校の給食時間の短さは
いろんな学校で指摘されています。

 

授業が忙しく
給食の時間自体が短く
給食の準備の時間を除くと
ゆっくり食べれないのです。

小学校とのギャップがあるので
小学校6年生時に
中学校給食を体験する
という事例もあります。

 

この解決方法を
ゴーシ先生なりに
考えてみました。

 

食育のゴーシ先生なので
給食の時間は楽しくあるべきだと考えます。

 

結論。

 

給食の時間と総合の時間をつなげる。

 

社会人でも
パワーランチやるのだから
ゆったりと給食の時間とって
ディスカッションすればいい。

 

「クラスをよりクリエイティブにする方法」
とか
「文化祭のテーマ」
とかでもいいし、
食に引き付けて
この食材がどこから来たのかとか
生産方法とかを
学ぶ時間、そのきっかけの時間にすればいい。

もっと、「よりより給食とは?」とか。

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居酒屋のサラリーマンみたいに
盛り上がるかも(笑)



 

世界で最も家事・育児をしない国に生まれた男として

29日(土)の午前中は
ヨメさんが美容院に行くということで
(おとちゃんは小学校)
とらじろうと
サッカーをしたりして
庭で思いっきり遊ぶ。

 

「冷ご飯がいっぱいあるけん、
 お昼は、チャーハンでも作って
 食べさせとって~」
との指示に従い、チャーハンを作る。


それだけでは
足りんし、バランスが悪かろうと
スープを作り、
ニラ入り卵焼きを作り
玄関先にテーブルとチェアーを出して
とらじろうと二人で
ガーデン・ランチ。

とらじろう、大喜び。

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30日(日)の夕方は
福吉の3家族でわが家に集まり
pizza party。

 

ある家は
「夫が料理を作ると、妻が怒る」
と言います。
ある家は
「作ってくれたらどんなにありがたいことか」
と言います。

そんな話を聞きながら
石窯で完璧にピザを焼き続けます(笑)。

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最近、仕事が忙しく
夜や土日、不在のこともあるので
いるときはしっかりとしようと
心がけています。

 

ところで
日本の男性は
世界で最も家事・育児をしないそうです。

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また、総務省統計局は
イクメン!?ランキング」
なるものを発表しています。

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統計局ホームページ/平成28年社会生活基本調査 47都道府県 イクメン!?ランキング

 

正直言えば、
こういうことって
平均を出したり、
他の国、県、家庭と比較することって
あまり意味はないと思ってて
大切なのは「夫婦の合意」だと思います。

個人的には
家事も子育ても楽しいし
人生の幸福度を最大化させるためには
やったほうがいいと思います。

その前提として
できなければなりません。

 

ただ、
「仕事はそこそこにして、家事に、子育てに…」
というのは違うと思っていて
「思いっきり生産性を上げて、思いっきり仕事して、
 思いっきり稼いで、さらに家事も子育てもやる」
という道を模索すべきでしょう。

 

初、授業参観!

29日は福吉小学校の授業参観日。

人生初!
親として授業参観に参加しました(笑)

 

学校に行く前は
「おとちゃん、手を挙げて発表できるかな?」
「恥ずかしがらないかな?」
なんて思っていましたが
いざ、授業が始まってしまうと
完全に仕事モード。

 

研究授業みたいな感じで
授業をチェックしてしまいました(笑)

 

くれぐれも言っておきますが
教員批判でも学校批判でもありません。
日本の教育システム根本についての
問題提起です。

ちなみに先生は若い先生でしたが
(授業参観だからかもしれませんが)
教材準備をしっかりしていて
非常に頑張っていたと思います。

 

おとちゃんのクラスは33人。
教室に入った瞬間に「多いっ!」って思いました。

 

この人数を一人でコントロールするのは
かなり難しい。

大人塾などのセミナーでも
だいたい20名前後。
MAXでも30名。

それだけ人数がいると
大人でも、
作業内容を聞き間違えたり
分からなかったりする人が数名出てきます。

小学校低学年では
なおさらです。

 

 

ちなみにフィンランドでは
「基礎学力をつくる」
「落ちこぼれをつくらない」
「いろんな障害を見抜く」
ような目的で
小学校低学年(特に1年生)をすごく重視していて
25人学級を4人で見ます。

 

かたや、日本では35人を1人です。

 

さらに、一斉授業なので
「わかる子には簡単でつまらない」し
「できない子にはわからなくて苦痛」になります。

 

福吉小学校は
普通の学校よりも
学力格差は小さいはずです。

それでも
指示がわからない子がいますし
書くのが遅い子がいます。

 

ある子が
「こういう書き方でいいんですか?」
と質問すれば
授業が止まります。

 

後ろから
いろんな生徒のノートを見ていましたが
当然、間違いもあります。

でも、人数が多いので
授業中は、
先生は全然、ケアできません。

先生は授業終了後
ノートを回収し
チェックし
生徒の習得状況をチェックしますが
これが先生の負担を増やします。

 

「ほかの学年はどうなのだろう?」と
教育の専門家として
問題意識を感じ
わが子の授業を抜け出し
1年生から6年生まで
すべて見て回りました(笑)。

 

やっぱり
大人数、一斉授業には
限界があります。
昭和の成長社会では
それでよかったのかもしれませんが
成熟社会では限界です。

 

ちなみに
おとちゃん(2年生)の授業参観の教科は「国語」で
「ねらい」は
「『と』を使って二つの文章をつなげる」。

例えば
「風が吹くと、木が揺れる」
という具合です。

授業では
「氷がとけると…」
と、先生が出題し
その続きを生徒それぞれが考え
発表します。

それを
「走ると…」
「釘をかなづちで打つと…」
「お風呂に入っていると…」
と四問繰り返します。

 

ちなみに
先生は
「お風呂に入っていると、お湯があふれる」
と板書していましたが
これは日本語的に間違いです。

おとちゃんは
ノートに
「お風呂に入ったら、お湯があふれた」
と書いていました。
「と」は使っていませんが
日本語的にはコチラが正しい。
さすが作家のムスメ(笑)。

 

いずれにせよ、
「わかる子には簡単でつまらない」
「できない子にはわからなくて苦痛」
な時間が長いです。

 

私が先生なら
「5分間で、『と』を使った文章を
 できるだけ多く考えてみましょう」
と指示し
その間に机間巡視し
できてない子をフォローします。
5分後、グループを作らせ
考えた文章を
グループでシェアさせます。

 

こうしたほうが
生徒の学力の高位平準化が
図られると思います。

 

ただ、こうした授業のデザインは
教員の力量に左右される部分が多くなるので
シンプルに
小学校低学年だけでも
少人数クラスにする
チーム・ティーチングをする
ことが必要です。

 

そのためにも
教員数を増やすことが必要です。

でなければ
日本の教育、人材輩出力は
ダメになります。

 

ただ
「教員定数法」に基づいて
教員は配置されるので
それができないのが現状。

 

教育を真剣に考える政治家が必要ですが
教育はすぐに結果がでないし
票に結びつかないので
誰も考えていません。

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東京ヴェルディ

羽田から
福岡へのair
東京ヴェルディの一行と同席。

というか、席を取りかこまれてました。

スマホで調べると
明日、アビスパと試合があるらしい。

昔は
ヴェルディというと
カズ、ラモス、北澤、武田、
柱谷、ビスマルク
とか、タレントぞろいの
超人気チームだったのですが…

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今はJ2なのですね。

 

実際、誰も知らんかった。

第2期北九州大人塾、start!

4/26(水)
第2期北九州大人塾
startしました。

 

開場が
西日本工業大学大学院・地域連携センター
へと変わりました。
小倉中心部からは
少し離れているものの
広くて明るくて
非常に学びやすい環境です。

そして
やっぱり北九州大人塾は

 

福岡、熊本と雰囲気が違います。

笑いが絶えません(笑)

 

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北九州2期での実践編。

解決したい課題は
「資格取得のためのレポートが書けない」。

このような課題解決には
コーチング・スキルが有効です。

私が問うたのは次のとおり。
「何の資格ですか?」
「いつまでに書かなければなりませんか?」
「どれくらいの文章量ですか?」
「それを書くのにどれくらいの時間がかかりますか?」

上記の問いで明らかになったのは

  • 締め切りは5/1まで。
  • 一応書いていて、文章量はオーバーするほどある。
  • 教員からのコメントに応えられていない。

「どのようなコメントですか?」

「あなたの卓越性は?ということです」

「では、その仕事にはどんな力、スキルが必要ですか?」

「実践力、それから、研究力…」

「それをロジックツリーにまとめ、体系化してみましょう。ロジックツリーの書き方は次のとおりです」

「その中で、あなたが『これは人に負けない!』と思える部分は何ですか?」

「コミュニケーション力です」

「なぜ、そう思いますか?」

「知らない人とでも自然に良好な関係性を築けるからです」

「では、そのことを客観的事実の裏付けをもとに書きましょう。どうですか?書けそうですか?」

「書けそうです」

「いつ書きますか?」

「今晩から書き始めます」

「私にお手伝いできることはありますか?」

「先ほどのアドバイスで十分です」

「応援しています」

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5月は、こんな質問によって相手の中にある答え、行動を引き出す、コーチングについて皆で学びます。

 

大人塾は単発でもご参加いただけます。

 

次回は↓

第2期『北九州大人塾』ーコーチング・スキルを身につけるー

 

是非、一度、覗いてみてください。
あなたが思い描く人生を
実現していく人生が待ってます。

大人になるということ

先日の「大人の入門式」。
まず、こんな話をしました。

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今日は大人の入門式ということですが
皆さんは何歳になったら大人になれると思いますか?

「20歳」
「18歳」

20歳、18歳、いろいろですね。


車の免許が取れるのは何歳でしょう? 「18歳」
お酒が飲めるようになるのは何歳でしょう? 「20歳」
女子が結婚できるのは何歳でしょう? 「16歳」
じゃぁ、男子が結婚できるのは何歳でしょう? 「18歳」
選挙権が与えられるのは何歳でしょう? 「20歳」

公職選挙法が改正されて
選挙権が与えられるのは18歳になりました(笑)

というように、
これらのことは法律によって
できる年齢、していい年齢が決められています。

 

 

では、18歳、高校卒業した大学1年生に
「あなたは大人ですか?子どもですか?」
と聞くと、なんて答えると思いますか?
「子ども」

そう。子どもって答えます。
では、20歳の大学3年生に
「あなたは大人ですか?子どもですか?」
と聞くと、なんて答えると思いますか?
「大人?」
大人と答える学生さんもいます。
でも、「まだ子ども」と答える学生さんも
たくさんいます。

では、その学生さんに
「なんで子どもだと思う?」
と聞くと、
「親に面倒見てもらっているから」
「経済的に自立できていないから」。

 

そうです。
みなさんは、18歳、20歳になれば大人になれる
と思っているかもしれませんが
18歳、20歳の大学生に聞けば
大人ではないのです。

 

 

もっと極端な話をしましょう。
現在、パラサイトシングルと言って
30代、40代になっても
結婚せず、親と同居し、
経済的にも、生活面でも
親に依存している人たちが
全国に、何百万人もいます。
たいして働かず、ご飯も洗濯も掃除も
全部、親に面倒見てもらっています。

この人たちは大人だと思いますか?

「…」

年齢的には、身体的には
法律的には十分に大人ですが
私は、大人とは言えない点があると思います。

 

大人になるってどういうことか。

 

それは自立するということだと思います。
経済的にも、精神的にも
社会的にも、生物的(身体的)にもです。

自立しようと思ったら
ソレができるようにならなければなりません。

ソレできなければ
誰かにやってもらわなければなりません。

 

例えば、
ご飯を作れなければ
誰かに作ってもらい
洗濯ができなければ
誰かに洗濯してもらい
お金を稼げなければ
誰かに養ってもらわなければなりません。

 

大人になるとは自立するということで
自立するためには
できることを増やしていかなければなりません。
つまり、
大人になるということは
できることを増やしていくということなのです。

 

できることを増やすためには
できないことに挑戦しなければなりません。
当然、できないことだから、失敗します。
普通は、失敗するのがイヤだから
なかなかできないことに挑戦したくありません。

 

でも、挑戦しなかったら
永遠にできるようになりません。
失敗しても
あきらめずに挑戦し続ければ
いつか必ずできるようになります。

 

そのプロセスが大人になるということなのです。

 

繰り返します。

年をとれば自動的に大人になれるというはありません。

大人になるとは
自立すること
できるようになること
挑戦すること
失敗しても続けること
そうして成長していくこと。

 

その大人への第一歩を踏み出すのが
今日なのです。