伊坂幸太郎『重力ピエロ』読了。
入院でもしなければ
絶対に読まない本。
でも、ボリュームのある小説だけど
半日かけて読んだ。
まず
「家族」「親子」「性」「遺伝子」等の
テーマがいいし
伊坂さん自身、そして登場人物が
芸術、哲学、科学等について造詣が深く
ストーリーに深みを与えているし
その「名言」を用いた
会話のやり取りが軽快。
また、要所要所に出てくる
たとえ、比喩がおしゃれ。
ただ、逆に
芸術、哲学、科学等について詳しくない人からすれば
置いてけぼりになる感。
東野作品に比べ
事件が次々と起きたり
いろんなことが次々と明るみに出るわけではないので
「次、次」と一気に読みたくなるわけでなく
休憩しながら、
それでも面白く読めた。
また、登場人物が少ないので
ミステリにしては
犯人、展開、オチが
結構容易に想像できて
ぴしゃり当たった。
逆に、ここまで超大作に引っ張れることが
スゴイ。
いずれにせよ、面白かった。
そして
リベラルアーツを身につけなきゃなぁ
と実感。
表面的で薄っぺらい現代的情報に
時間とエネルギーを費やしすぎている。
そういう意味でも
こういう小説を読めたことは
自分にとっては本当に大きい。
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