出版社からの依頼で
新作のための著者近影写真を撮って送った。
撮ってくれたのはある人。
そりゃぁ、お金出して
プロのカメラマンに頼むこともできるけど
ゴーシ先生はそれはしない。
自分が撮った写真が
本になるなんて、
人生でそうあることではないと思う。
写真だけじゃない。
『自炊男子』同様、登場人物は
すべて大好きな仲間の名前。
自分の名前が
本の登場人物となって
そこで活躍するなんて
人生でそうあることではないと思う。
方言(関西弁)チェックも信頼できる仲間にお願いした。
この写真の服も
ある人が「この服が好き」と言ってくれたから
この服にした。
かけがえのない経験を
人生で一度しかできないような体験を
シェアしたい。
作品を描くときに
自分が描きたいように描くのではなく
具体的に
「その人」が喜んでくれることをイメージしながら描く。
創る。
もし、その本が100部しか売れなかったとしても
でも、その本が、その人の人生にとってタカラモノになるなら
それを描いた価値はある。
ゴーシ先生の行動原理はこれ。
具体的に「あなた」に喜んでもらうために生きてる。