食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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南関高校での最後の講演

先日、2/8
南関高校でお話させていただきました。

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実は南関高校はこの3月で閉校します。

だから、1、2年生はおらず
全校生徒は3年生15名のみ。

おそらく、南関高校の
最後の講演がゴーシ先生でした。

食育の講演をしてほしい
ということで
鉄板の90分のネタをやろうと思っていましたが
この15人のの生徒さんが
本当に喜んでくれるようなお話をしようと
90分、すべて質疑応答でやることにしました。

ある女子生徒は
「恥ずかしんですけど、私の夢は
 将来、教育者になることです。
 でも、落ち込んだり、悩んだりすることも多くて
 先生は、落ち込んだ時にどうしていますか?」
という質問をしてくれました。

まず、
教育というのは本当にすごい力があって
一人の人生を変え
社会を変える力がある
という話をしました。

高校生で
その志を持てていることは
とても素晴らしいことで
「恥ずかしんですけど」
なんて
恥ずかしがる必要ないよ
と語りかけました。

彼女は大粒の涙を流していました。

 

そして
落ち込んでも何も生まれないし
「失敗した~」って落ち込んでも
そもそも周りの人は
自分のことに一所懸命で
その失敗にも気が付いてないので
気にする必要なし!

教育者になるなら
落ち込むよりも
行動して結果を受けて
修正していけばいい。
「あんな大人になりたい!」
と子どもたちが思ってくれるような
背中を見せるのが
教育者だよ。

ってお話をしました。

彼女は
涙目ながら
にっこり笑って
大きく頷いてくれました。

 

ある女子高生は
「痩せたいんですけど、
 どうやったら痩せれますか?」
と質問してきました。

アイドルにでもなりたいの
って聞くと
「いいえ」

なんで痩せたいの?」
って聞くと
「もっと服が似合うようになりたいから」
十分似合ってるよ
というと
え、本当ですか(喜)

 

あのね。

 

でも、お母さん、お父さんは、
そんなあなたを心から世界一かわいいと思っています。

 

私がそうです。

7歳の娘は、同じ年の子どもに比べると、
かなり、ぽっちゃりしています。
このままの体格で大きくなっていけば、
将来、お友達から「デブ」
なんて言われる可能性もあります。

でも、私は、そんな娘を心からかわいいと思っています。

 

もし、
「今の娘と、アイドルのようなスリムでかわいい女の子、
 どちらを自分の子どもに選びますか?」
と問われても、やっぱり、今の娘を選びます。

 

他のお母さん、お父さんにしてもそうです。
他人の私からすれば、
「見た目はそんなにかわいくない」
と思うような子でも、
そのお母さん、お父さんは、
「ウチの子どもが世界一かわいい」
って本気で思っているのです。

不思議でしょう?(笑)

 

もし、将来、私の娘が
「自分の顔が大嫌い」
「もっとかわいく産んでくれたらよかったのに」
なんて言い出したら、
私は、胸が締め付けられるほど、
悲しくて、苦しくて、辛いと思います。

 

だって、私は、娘の顔も体型も性格も、
すべてが世界一かわいいと思っていて、
存在のすべてが大好きなのですから。

世界一かわいい
と言ってくれる
人がいる。
それでいい。

 

その言葉を信じましょう。

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やっぱり彼女も大粒の涙を流していました。