食育研究家。九州大学講師/1973年、大分県生まれ。農学博士。/(コロナ前までは)年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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入院生活11日目-医療保険問題-

5/9(土)、入院生活11日目。

 

目の前の患者さんは
膵臓を摘出し
まだ、ご飯も全然食べれないのに
今日、退院だそうだ。
「もう酒は飲んでいいやろうか?」
とか言ってる(笑)。

 

隣の患者さんは
昨日、入院してきて
腹水を6リットル抜いた。
体重が6kg減ったことになる(驚)。

 

九州医療センターと言うのは、
そんな
ギリの患者さんが送られてきて
入院が必要なほどのピークを越えたら
かかりつけ医に戻される。
そして次のギリを受け入れる、
そんな病院だ。

そんな病院にいると
いろいろと考えさせられる。

 

正直に言って
病院を出ても
もう寝たきりだろうな
という患者さんが高度な医療を受けている。

 

また、病院が介護施設のような役割を果たしていて
看護師さんが介護士のような仕事をしている。
そこに費やされるマンパワーは膨大だ。

 

これは日本の医療構造そのものだ。

 

日本の医療費は、48兆円を超え
過去最大を更新し続けている。
2040年には65歳以上の割合が約35%に達すると見込まれている。
高齢者1人を現役世代1.6人で支える構造だ。

 

保険料を納める働き手が減る一方、
医療費を使う高齢世代が増えている。
また、 国民健康保険は所得水準が低く、
年齢構成が高い高齢者の割合が4割を占めるため、
地域により保険料に不合理な格差がある。

 

薬の問題もある。
ゴーシ先生なんて、
現在、朝、4種類の錠剤を飲まされている。
脱水防止の点滴に
抗生剤の点滴。
食道や意を守るシロップ3回。
日本は薬剤費比率が高い。
加えて残薬問題もあり薬の飲み残しにより
年間推定500億円の損失が発生。

 

 

 

当然、生きたい患者
生きていてほしい家族
生かすために全力を注ぐ先生
の気持ちはわかる。

私もそうでなければ死んでいた可能性がある。

しかしそのミクロが積み重なって
医療費の増大という
マクロな問題が膨れ上がっていく。

 

何にしてもそうなのだけれど
日本は「万が一を考えて」で
過剰になりすぎている気がする。

 

まぁ、長期入院してるゴーシ先生がそんなこと言っても
「おま言う」なのだけれど。
いや、だからこそ言いたい。
(早く出たい)

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