昨日(1/17)、避難所運営訓練の冒頭
こんな挨拶をした。
先回りして、事前準備をして
この避難所運営訓練が成功するように
失敗しないようにしたい気持ちは分かります。
しかし、災害はいつ起こるか分からないし
先回りや、準備が十分できるわけではありません。
だから問題、トラブルが起きてもOKです。
失敗してもOKです。
大切なのは、
どんなときにどんな問題が起き
どんなトラブルが発生したか
経験しておくことです。
記録しておくことです。
そして、次回、次々回の避難所運営訓練で
その問題やトラブルを乗り越える
工夫をすることです。
それが臨機応変な対応力につながっていきます。
ですから、
「失敗してはいけない」にとらわれすぎないように。
この挨拶が
「まさにそのとおり」
と市長に大絶賛された。
しかし、
やっぱり、現実には
失敗しないように
失敗しないように
動いていく。
例えば、調理室の水道は使わないように
ホワイトボードに明記していたのに
私の知らないうちに
話し合いが行われ
消され、じゃんじゃん水を使う状況に。
しかも
「アクぬきする」
「下茹でする」
みたいな、水をじゃんじゃん使うことが提示され。
また、豚汁を作るのに
丁寧にカップで水を測り、鍋に投入…
「カップで150人前が作れるか!」
と、ある温厚な方が激怒。
「温和な○○さんが怒るくらいだからよっぽどですね」
とスタッフが驚く。
子どもたちに配食させようと思っていたら
率先して大人が動きすぎて
子どもたち入る余地なし…
みたいな。
事前に、この避難所運営訓練は
「美味しい豚汁をみんなで食べよう会」
ではなく
「災害発生化、お腹を空かせた避難者が
何人来るか分からない状況下で
スムーズに効率的にスピーディーに
炊き出し、配食できるかが大事」
と何度も説明してきた。
しかし。
田舎の方々は
知識も技術もポテンシャルが高い。
そのポテンシャルが逆ベクトルに働く。
「下茹でした方が…」
「あく抜きした方が…」
「このレシピ通りに作れば…」
「大人がやった方が…」
そうして結局
「美味しい豚汁をみんなで食べよう会」
になる。
もう、途中であきらめた。
しかし、当日の反省会で
実行委員会はその問題点に気が付いていて
救われた。
反省会では
KPTという手法を用いた。
意見を
Keep (よかった・継続しよう)
Problem(問題、改善しよう)
Try(次に挑戦しよう)
に分け、整理する。
その結果↓

Keep (よかった・継続しよう)
・(自衛隊より)自衛隊としてもよりよい訓練の場になった。班分け、役割分担、リーダーの存在、協力体制がすばらしかった。
・遊ぶ人がいなかった。皆、自分でやるべきこと、できることを探していた。指示があればすぐに動いていた。
・「ここまでやりますか!!」というくらい充実していた炊き出し訓練であった。
・ある意味、「夏祭り的」なのであるが、そこに炊き出し訓練の要素が詰まっているように感じた。自觉
・C班(切り込み係)は4グループにわけ、所属の異なるメンバーで編成した。普段は接点のない方とコミュニケーションをとれたのがよかった。
・器が480個消費されているので、単純計算で240人程度の参加者、来場者。
・基本的に大成功であったと思う。
・椅子など譲り合いの場面が見られた。
・あの行列、240人の食事量など量の感覚が身についたのがよかった。
・一般参加者も防災等に関する意識づけになったのではないか。
・天気、気温とも非常によかった。
Problem(問題、改善しよう)
・やるべきことを具体的に明示する必要があったのでは?
・園児の親にも参加してほしい。
・あれだけ「災害発生下の避難所です。ゆずりあい、支えあい…」と説明をしているのに、配食の際にわがままを言っている参加者がいた。
・「かぎられた条件(水の使用等)で迅速に炊き出し、配食する」ということができていなかった。
・イベント的にしすぎたのではないか。本当の避難所なら、〇時から配食というようなタイムテーブルは決められないのではないか。
・周知方法に問題があった。前日の電話の問い合わせ。「152人目は配食されないのか?」「整理券はないのか?」
・初めての経験で、準備が非常に大変であった。
・高齢者の椅子問題。結果、椅子を出したのはOK。テーブルは出さなくて正解。災害発生下で、そこまで上げ膳、下げ膳はできない。
・単にパーテーション等の資材設置記述だけでなく、何のためにパーテーションを設置sるのか等の説明も必要。
・お湯、洗剤が使えない中で、ラップやビニール等を活用すべきであった。
・車の誘導を工夫すべきであった。
Try(次に挑戦しよう)
・新しいリーダーの養成。このままでは知識、技術を持ったリーダーが高齢化していく。
・もう少しシンプルにすべき。
・前日の打ち合わせが必要であった。
・避難所運営の経験者の話が聞きたい。
・単に経験するだけでなく、知識による補強も必要。
・来年も炊き出し訓練をやるべき
・校区単位ではなく、行政区単位でもしたい
・共通認識が必要
・段階的に条件を厳しくするなどしてステップアップしてはどうか?
・訓練参加者のための訓練か、一般参加者のための意識づけか、両方大事。
こういう反省会も当日できたことを含め
改善点を洗い出せたことを含め
大成功だ。
そして
私の最大の反省点は
勇気をだして
自衛隊の方に
「メガクルーザー、ちょっと乗っていいですか?」
と言えなかったこと。
…恥ずかしがり屋の小学生かっ!

メガクルーザー(MEGA CRUISER)は、
トヨタ自動車が生産していた
多目的自動車。
陸上自衛隊向け高機動車の
民生用として1996年(平成8年)1月に登場。
これ、普通に販売されてたのです。