食育研究家。九州大学講師/1973年、大分県生まれ。農学博士。/(コロナ前までは)年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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「食べておいしかったから記事にしよう」→ 「記事にするために食べに行こう」

先日の記事↓

www.goshisato1973.info

 

調べてみてわかったのだが
ネットスラングとして
松屋のヘビーユーザーは「松屋民」(まつやたみ)
と呼ばれ
すき屋のヘビーユーザーは「すき屋民」(すきやたみ)
と呼ばれ
吉野家のヘビーユーザーは「吉野家ファン」「吉野家信者」
と呼ばれるらしい。

 

特に松屋民は
松屋が独自に開発・販売したユニークなメニューや
松屋のサービスについて積極的に話題にすることが特徴
らしい。

この「積極的に話題にする」というのがミソ。


すき屋民や吉野家ファンが
単なるヘビーユーザーなのに対して
松屋民は積極的に話題にするのだ。

マーケティング的に言うとエバンジェリスト
自主的に広報、応援してくれる層だ。

どこで話題にするかというと
blogやSNS


「新商品○○食べてみた」
という具合。

だからネットニュース等を見ても
圧倒的に松屋記事が多い。
AIが嗜好分析し
記事を適正化していることを勘案してもだ。

例えば、ロケットニュース24というネットメディアでは
松屋記事はよく見かけるが
吉野家記事はほぼ全くと言っていいほど見ない。
書いている人がいない。

企業としてはありがたいことで
全国に、無償の広報担当がいるということになる。

 

企業の公式CMより
ユーザーの感想の方が訴求力がある。

 

しかも、このライターやブロガーは
面白、おかしく書く。
当然、
「たいしておいしくない」「期待外れ」
のような記事もあるけど
面白おかしく書かれると
「逆に食べてみたい」
という気になる。

 

松屋民は
「食べておいしかったから記事にしよう」
ではなく
「記事にするために食べに行こう」
となっている。

 

とすれば、企業戦略としては
「記事にしたくなるようなメニュー」
を開発することが正解になる。

普通の牛丼チェーンなら
定番メニューをできるだけ美味しく、安く
美味しく安いメニュー開発が
企業努力なのだが
松屋は「記事にしたくなるようなメニュー」
を開発なのだ。

 

その最たるものが、外交メニュー。

・シュクメルリ(ジョージア
・マフェ(セネガル
・たっぷりエビのニューバーグソース(フランス)
・水煮牛肉(中国)

等々。

 

現在は、「ドライグリーンカレー

 

 

次は、ベトナム料理らしい。

 

 

私は松屋民ではないけれど
ヘビーユーザーではないけれど
松屋の広報に手を貸してしまった…


そこまで計算しているとすれば
ものすごい戦略だと思う。

 

 

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