ふと、気になって調べ、考えてみた。
吉野家や松屋、すき屋などの牛丼チェーン店。
必ずと言っていいほどカレーメニューがある。
一般的に考えるなら
専門店化した方が
飲食店ブランド戦略としては正しいと思うし
メニューは少ない方が調理等簡略化できる。
そこで
「なぜ牛丼チェーン店なのに
カレーメニューを売っているのか?」
問題。
一つ目は、消費者のニーズに応えるためだろう。
二つ目は、既存の厨房施設で提供しやすいこと。
生産物流センター(セントラルキッチン)で作り、
各店舗でレトルトを温めるだけで提供できる。
三つ目は、牛丼と食材のかぶりが多い。
牛肉も玉ねぎも、すでにあるし
お米もすでに各店舗で炊かれている。
新たに購入すべきは、じゃがいもとニンジンくらい。
四つ目。
牛丼チェーンで提供されるカレーには
具なんかほとんど入っていないので
利益率が高くなる。
五つ目。
これが大きいと思う。
BSE問題などで牛肉の入手が困難になった際、
牛丼以外のメニューとしてカレーが提供されたという歴史。
調べてみたら
吉野家はカレーの販売を終了したらしい。
松屋のカレーは、780円(味噌汁付き)。
すき屋のカレーは、490円。
ちなみに
coco壱番屋の(ポークカレー)は、646円。
味は食べ比べたことはないので
よく分からないけれど
安さなら、すき屋だし
辛さが調節でき、
福神漬けが自由に食べれることを考えたら
coco壱番屋なのだろう。
別の話。
松屋は、事前にタッチパネルの券売機で食券を買う。
(これが、高齢者には苦手なようだ)
水もセルフ、
料理の受け取りもバッシングもセルフ。
だから、スタッフがフロアーで
仕事していることがほとんどない。
テーブルを拭いたりとか、調味料の補充とかくらい。
厨房の中の様子も、当然、スタッフの様子も見えにくい。
加えて、最近では、ディスプレイに
料理提供までの残り時間が表示されるようになった。
コスパだけでなく
タイパも重視するようになったということらしい。

一方、すき屋は、各テーブルから
タブレットで料理を注文。
料理、水の提供もスタッフ。
だから水が出てくるのが料理と同じで遅い。
バッシングもスタッフ。
よくフロアーにスタッフが出てくる。
そして、フロアーに出てきやすいように
開口部分が大きく、
席によっては厨房の中がよく見える。
会計はセミセルフで
バーコードの読み取り(計算)はスタッフが行い
支払いは各自、支払機で行う。
こう考えると
松屋は、セルフ中心のシステム。
すき屋は、スタッフ中心のシステム。
必然的に、店舗当たりのスタッフ数も
すき屋のほうが多い気がする。
加えて、個人的には
松屋の方がストレスがない。
厨房の様子が見えるかどうかも
現代では重要だ。
一蘭の味集中カウンターのようなものだ。
一蘭の味集中カウンターは
「味に集中してほしい、集中できる」
という表向きの名目もあるけど
「スタッフ、厨房の様子を一切見せない」
という意味もある。
ラーメン屋というと
「頑固おやじが長年修業し、こだわりぬいた…」
みたいなイメージがあるけど
一蘭は、セントラルキッチンでスープ等を作り
タイマーで麺を湯がくという
アルバイトでもできる厨房の仕組み。
「アルバイトが作るラーメンなんて…」
という先入観を与えないための仕掛け。
それが味集中カウンター。

すき屋でもそうで
厨房が見えて
アルバイトさんやパートさんが
雑談しているのを見ると
「…」
と思ってしまう。
さて、営業成績はどうか。
2025年4月以降の既存店売上高の前年同月比。
松屋:14.2%増、16.3%増、18.8%増と大きく伸びている、
一方、
すき家:7.2%減、0.3%増、0.0%と伸び悩んでいる。
メニューや味、価格、店舗数、立地
等々の要因が重要だろうが
上記のような
「店のシステム」
も影の要因としてあるのかもしれない。
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