先日のオンライン講演。
新しいツールを使ってみました。
これ、全部録音してくれて
スマホに飛ばし
全部、文字おこしてくれる。
しかも、AIで要約までしてくれる。
今回は、要約はせずに
全部も記事化しようと思ってますが
喋り言葉だし
文字に直すと
喋りの「癖」が気になるので
修正しているのだけれど
めちゃくちゃ時間がかかる!
でもやった!
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ぜひ僕の話を聞いて、
あ、この人の話をライブで聞きたいなっていう方、
生協さん、呼んでいただければ、
全国どこでも行きますんで、
よろしくお願いします。
今日は、食の話をしますけれども、
栄養バランスとか、そういう話をするつもりは全くなくて、
食が、子どもたちの心を育むんだよっていうお話を中心にしていきたいなというふうに思っています。
最初に、こんな質問からしてみたいと思います。
今、パソコンの向こうに
全国1000人以上の大学生がいるということを想定して、
こんな質問からしてみたいと思います。
「高校時代のお昼ごはん、何食べてましたか」。
1、お家で作った手作り弁当
2、学食
3、買ったもの
4、食べてない
これでいきましょう。
実際はですね、
全然見えてないんですけど、
これ答えは、わかるんですよ。
だいたい90%以上手作り弁当です。
九州大学で、
例年この調査を実施してるんですけど、
平均で92.8%が手作り弁当でした。
これがどういう意味を持つかっていうと、
要するに大学に行けるご家庭っていうのは、
親が一生懸命朝早起きして手作り弁当を作ってくれてるんですよ。
私も今、高校一年生の娘がいますけども、
早い時は6時15分に家を出ます。
そのために弁当を作ろうと思ったら、
5時とかに起きて弁当を作っているわけですよ。
で、娘に弁当を渡して、
娘は6時15分にお家を出て高校に行きます。
皆さんのお昼ご飯を作るために、
お弁当を作るために親は5時とかに起きて
お弁当作ってくれるわけですね。
それが3年、ずっと続くわけです.
それはどういうことかって言ったら
「あんたにはそれだけの価値があるよ」
「あんたが食べるお昼ご飯にはそれだけの価値がありますよ」
「あんたが健康に過ごしてくれるんだったらそれだけの価値がありますよ」
という見えないメッセージになります。
皆さんもしかしたら
高校時代は普通に親やけん弁当ぐらい作ってくれるの当たり前やろ
って思って食べてたかもしれないけれども。
今、考えてください。
大学生になって一人暮らしをしている。
作るって大変、食べるって大変って身に染みてると思います。
それを親は高校3年間、
朝早起きして毎日弁当を作ってくれてた。
それが見えないメッセージになっていきます。
あなたにはそれだけの価値があって。
だから皆さんはこうやって大学に来ることができるぐらいの学力が身につけ、
安心して勉強ができたということなんですよ。
今、親がご飯を作ってくれない家庭ってたくさんあります。
子どもがひもじい思いをしているのに全然親がご飯を作ってくれない。
もうこれでも食べときって言ってお金を渡されたりとか。
もう本当に食べるものがなかったりとか
そういう家庭がたくさんあります。
それがずっと続いていくとどうなるかっていうと
僕にはそれだけの価値しかないんだって思うようになります。
そうするとね安心して勉強ができないですよ。
自分って何なんだろう?
自分って本当に必要とされているの?
愛されているの?
とかいう不安ばっかりが募って
安心して勉強ができなくなります。
逆に言うと、皆さんがそうやって高校3年間、
手作り弁当を食べて、
安心して学校に通えたっていうことは、
安心して勉強ができる。
だから今こうやって大学にいることが。
勉強ができるということなんですね。
さあ、次の課題はです。
じゃあこれから先どうしていくかっていうことなんですけれども。
スライドを共有します。
私は、大学教員として
ずっと大学生のリアルな食生活っていうのを調査してきました。
高校3年間ずっと親が毎日手作り弁当作ってくれている。
お家に学校から帰って、塾から帰ってきても夕、
食はお母さんが、お父さんがちゃんと夕食を準備してくれている。
そうやって育ってきたんですけど、
じゃあ大学生になっていざ今一人暮らしを始めた。
じゃあ今どんな食生活を送ってるんですか?ということです。
なかにはちゃんと手作りして、
もしかしたら自分でお弁当を作って大学に持って行って、
それを食べてるっていう人もいるかもしれません。
だけれども、実際にどんな感じかっていうと、
多くの人達ってね、こんな感じなんですよ。
私は九大の教員として
ずっと一年生の授業をやってきて、
その一年生に、
この3食何を食べてましたかっていう調査を行ってきました。
九大だけではなくて、
非常勤講師としていろんな大学に行ってましたけども、
そこでもこういう調査をやってました。
その結果をですね、
少しご紹介したいと思います。
九州大学農学部女子学生の3食、
ちょっと古いデータです。
2009年です。
Aさん。1月14日の昼食、食べてない。
1月14日の夕食、家で一人でコンビニ弁当。
1月15日の朝食、食べてない。
つまり3食で食べたのがコンビニ弁当だけ。
Bさん、1月14日の昼食がおにぎりとブラックサンダー。
ブラックサンダーってあの有名なチョコレート菓子。
最近なんかブラックサンダーの工場がオープンされて、
話題になってましたけど。
14日の夕食はコーンスープ
15日の朝が食べてない。
Cさん、
14日の昼食がサラダ、
14日の夕食はアイス、
15日の朝が食べてない。
三食で食べてるのがサラダとアイスだけね。
Dさん、
14日の昼食がイタリアンバイキング、
14日の夕食がもみじ饅頭、ミルクティー、
そして15日の朝食はインスタントスープ、もみじ饅頭、スナック菓子
ということなんですね。
これを見て、
うわ、私と一緒っていう人もいるかもしれませんし、
うわ、ひどっていう人もいるかもしれませんけども、
結構こういう大学生って多いですよということです。
福岡教育大学に行っても、
2010年のデータですけど、
Eさんはマクドナルドでチキンフィレオバーガー、
夕食はうまかっちゃん、
うまかっちゃんってインスタントラーメンですね。
九州では有名なんですけど、
東北とかに行くと「うまかっちゃんって何ですか?」みたいな。
全然伝わらない。
4日の朝食が食パン、コーヒー。
Fさんは教室でパン、家でパン、教室でパン、パンパンパンみたいな。
こういうケースが多々見受けられます。
大学生として大学生活を送っていて。
あの若くて健康だからそれでいいんですけれども、
いつか…
いつかじゃないな、大学一年生だったら4年後に卒業して、
社会人になって、
その数年後に結婚をして親になるっていう人たちが多くなると思います。
じゃあそういう人たちがですね、
親になるとどういう食生活になっていくのかっていうようなことなんですけど、
この資料をご覧ください。
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