食育研究家。九州大学講師/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


official web: http://goshisato1973.com/


佐藤剛史の著作一覧


佐藤剛史への講演依頼

講演依頼フォームはコチラ


佐藤剛史の講演のサンプル動画


佐藤剛史への連絡は→goshisato1973@gmail.com

友だち追加

授業参観に行っていろいろ考えた

昨日(4/19)午後は授業参観。


教室に行ったら、保護者の中で一番。

 

ある男子が
「とら、お父さん来たぞ、今日はふざけられんやん」
と言うので
「とらはいつもふざけようと?」
と聞くと
男子一同
「うん」

そこで、とらのところに行き
「とら、今日も思いっきりふざけろよ」

 

授業は数学で「文字式の通分」。
こんなやつ↓

 


授業が始まると
とらの受講姿勢や授業内容の理解より
授業方法や授業内容が気になって仕方ない。

 

まず、今は、全員がクロームブックを活用しての授業なので
先生から全員にカードが配られたり
生徒がカードに書いて先生に提出し
それをプロジェクターに写したり
全員でシェアしたりするということが
容易にできる。

 

ただ、授業の基本は変わらない。
基本、一斉授業で
レベルは60~70%に合わせられている。
だから、できる子はヒマだし
できない子は解らない。

 

授業のデジタル化は
個別最適化なはずだ。

 

例えば私なら
みんなの前で例題を一問解き
同じ方法(マネさせて)で1問解かせ
皆に「どこで躓いているかをチェックさせる」
通分なのか、負と負の乗法なのか…。

 

出来ない子には
その躓いている部分のカードを与え
できる子には
どんどんドリルをやらせる。
問題を解かせまくる。

また、授業の冒頭は
先生が「間違った解き方」を提示し
それを指摘させるという導入。

う~ん。。。
間違いを指摘できるのは
解っている子であり
解らない子にとっては
最初から「???」となる。
間違いが分かったかどうかを
挙手させたりするのも適切ではない気がする。

 

授業の振り返りも
ロームブックに自由記述させ
提出させているが
そもそも「文字式の通分」に
自由記述の振り返りが必要なのだろうか?


私なら、習熟度を確認するための
チェックリストを作ってやらせる。
それを宿題に反映させる。
これも個別最適化。

 

また
「『分配法則』を使って…」
とか用語にこだわりすぎている気がする。
概念と方法と用語を結びつけるのは大切だけど
あくまでも用語でしかない。

そもそも
学校自体に先生の日々の教授法について
フィードバックしたり
相互アドバイスするような仕組みがないんじゃないか。
当然、研究授業はあるのだろうけど
それはあくまでも発表の場、お披露目の場であり
日々の授業ではない。
校長先生や教頭先生が教室巡回しているし
授業参観なので撮影をしている先生もいたけど
多分、授業のフィードバックなどはないはず。
(中学校は専門科目が違うので特に言いにくい)

ある先生と話したことがあるけど
大学を卒業したばかりの
若い先生にとっては
料理本しか読んでないのに(大学の授業)
 いきなりレストランを任され(教室担任になり)
 料理を提供し(授業や教室運営を行い)
 その味がどうだこうだ
 言われるようなものだ(授業参観)」。

 

特に、教員採用試験の倍率が
1.2とか誰でも教団に立てる現在だからこそ
教員の質のレベルアップは超大事。

 

はてなblogランキング、参加しています

さて、今日は何位かな?↓

 

youtube、チャンネル登録、お願いします

この記事に、いいね!
と思った方は是非、読者登録を↓(blogを更新するとお知らせが届きます)

 

このblogは、誹謗中傷・名誉棄損・守秘義務違反等に抵触しないよう記事を書いています。

これまでの記事内容は関係各所(市役所、弁護士等)に確認済みです。お気づきの点がありましたら、佐藤剛史まで直接メール連絡ください。

記事の修正、削除等、検討の上対応します。