食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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宮部みゆき『スナーク狩り』

初、宮部みゆきさん。
『スナーク狩り』読了。

 

 

『24』のようなアメリカドラマを観ている感じ。
スピーディーでスリリングで
一気に読んだ。

 

作中、やたら公衆電話が出てくる
(携帯電話やスマホが出てこない)ので
いつの作品かと思ったら1992年の作品。
(ベンツの190Eも古いし)

 

ゴーシ先生、大学1、2年生ごろ。
確かに、PHSがスタートしたのが1995年だから
携帯はまだまだ普及していない。

 

それにしても、31年前の作品が
色褪せず、面白く読めるというのは
スゴイことだ。

 

「怪物を追うものは
 いつしか自らが怪物となる」
というメッセージもいいし
いろんな人間関係のドラマが
最後に集約されていくという構成も
ありありだけど、よくできている。

 

 

ただ、論理性や必然性がない場面があり
それが気にかかる。
例えば、車両が警察にばれ
PAで車を盗むのだが
「それのほうがすぐバレるでしょ!」
とか、
主人公のおじさんが
ヒッチハイクした車からあるPAで下車し
追いかける若者がおじさんを見つけるのだけれど
「いやいや、若者がPAで止まらなかったらどうするの?」
とか。

 

また、クライマックスで
病院前で銃撃戦をするのはリアリティにかけるし
いわゆる主人公の男性2名が
一人は死亡し
一人は殺人を犯してしまうというのも後味が悪い。

20歳そこそこの男女が
拳銃をもって母子を強盗殺人するというのも
リアリティにかけるし
いくら凶悪犯で自業自得とは言え
その二人も死んでしまうというのは
「本当にそのオチ
でいいのか?」
と思う。

 

なんか、現代の
「悪いことしたんだから
 私刑されても当然でしょ」
みたいな風潮とリンクしてしまう。

 

こうやっていろんな作品を読んでいくと
自分の嗜好性がわかる。

 

まず、リアリティが大事。
論理性、必然性が大事。偶然要素が入ると白ける。
倫理性、社会性大事。
ハッピーエンドが大事。
簡単に人が死ぬのは好きじゃない。

 

単に娯楽小説を読んだだけだけれど
本当に、いろいろ学びがあるし
考えさせられる。

 

ちなみに、これもTBSでドラマ化されています。

 

 

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