作家。食育研究家。九州大学大学院農学研究院助教/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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ハリネズミに関する3つのお話

昨晩は、3つのことを思い出しながら
眠りにつきました。

 

【思い出した話:その1】

20代のころ、オーラが見える
という恩人の女性から
「佐藤さんは、全身から
 黄金色の針のようなオーラが出てます」
と言われました。
オーラが見えるとか「?」だったのですが
「ものすごい力ですよ。
 こんな人、見たことありません」
と言われたのがうれしくて
まだ覚えています。

 

【思い出した話:その2】

ハリネズミヤマアラシ)のジレンマ。
ドイツの哲学者、ショーペンハウアー
のたとえ話。
絵本風に脚色して紹介します。
(一応、絵本作家でもある)

ある冬の寒い夜、一匹のハリネズミ
寒くて寂しくて凍えて丸まっていました。
鼻水は出て、震えは止まりません。
「このままでは死んじゃう」
と思い、
暖を求め、何かを求め歩き始めました。
プルプル震えながら。

美味しいものがあるところなら
キレイな景色が見えるところなら
ゆっくり休めるところなら。
いろいろ探して歩き回りましたが
誰もいません。暖もありません。

歩き回ったせいか、
前より体は凍えていました。

『もう、お家に帰ろう…』

ハリネズミはようやく家に帰りました。

家に着く直前、となりに
小さな洞穴があることに気が付きました。
ハリネズミはビックリしました。

同じハリネズミの家です。
のぞいてみると
もう一匹のハリネズミがシクシク泣いています。
「寒いよ…悲しいよ…誰もいないよ…苦しいよ…」
ハリネズミはビックリしました。
となりにもう一匹のハリネズミが住んでいたのです。

勇気をもって声をかけると、
もう一匹のハリネズミもビックリしていましたが
聞けば、同じように
暖を求め、歩き回っていたとのこと。
どうりで、出会わなかったわけです。


勇気をもって
一緒にいたら少しは暖かくなるよ、
と声をかけると
小さく「…うん」と頷きました。
でも、やっぱり寒くてお互い丸まって震えています。
二匹は『もう少し近づけば暖かくなるかも』
と思い、もう少し近づくことにしました。
でも、やっぱり寒くてお互い丸まって震えています。
二匹は『もう少し近づけば暖かくなるかも』
と思いもう少し近づくことにしました。
その瞬間です。

「痛っ!」
二匹はとっさに距離を取りました。
お互い丸まっていて、ハリがたっていたので
お互いに傷つけてしまったのです。

「ごめん…」と言いながら
もう近づく勇気はありません。

でも、やっぱり寒くて仕方ありません。

「次は傷つけないようにしよう」
と約束して、もう一度もう少し近づくことにしました。

「痛っ!」
二匹はまた距離を取りました。

二匹は悩みました。
『離れて凍え死ぬか…』
『傷ついても生きるか…』
(終)

 


ショーペンハウアー
それを繰り返すうちに
「ちょうどよい距離を見つけることができた」
と結んでいます。

でも、それじゃぁ、
キレイすぎるので
ゴーシ先生は、その前で寸止め。

 

【思い出した話:その3】

この思い出も絵本風に。
しかも連続物語として。

 

相手を傷つけてしまった
ハリネズミ
走って家を飛び出ました。
「せっかく出会った大切なハリネズミ
 傷つけるなんて…!」

ハリネズミは歩き続けました。
糸の国を超え、
金の国を超え、
唐の国を超え、
火の国を超え。


疲れ果て、寒くて、凍えて、震えて
もうダメだと思ったとき
光の国にたどり着きました。

光の中から
声が聞こえます。
「大丈夫?」

大丈夫じゃありません。
ハリネズミ
これまでの事情を説明しました。

僕は針のおかげで
これまで生きてきましたが
大切なハリネズミを傷つけてしまいます。
どうしたらこの針をなくせるでしょうか?

その声は笑って答えました。
「あなた、ハリネズミでしょう?」

はい。

ハリネズミから、一本、もう一本って
 ハリを抜いたら、
 だんだんネズミになっていきますよ。
 全部、ハリを抜いてしまったら
 何も残らなくなるかもしれませんよ」

え?

「尖ってていいですよ。
 そのままでもいいですよ」

ハリネズミは泣きました。

「逆にもっと針を増やしてもいいですよ。
 どんどん増やしていけば
 いつかまん丸になりますよ。
 まん丸になれば
 傷つけなくなりますよ」
!!

光が消え
あたりが暗くなった時
その声がするほうを振り返りました。

そうしたら
そこにはまん丸になった
もう一匹のハリネズミがいました。

(終)

 

 

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