大学入学共通テスト2日目、
終わりました。
昨日も書きましたが
試験監督として
一番に言われるのが
「公平性の担保」。
今年の受験生は本当にタイヘンだったと思います。
①コロナ
②東大切りつけ事件
③津波避難指示
③については、
下手したら
避難して寝れずに
受験した生徒さんもいるのではないでしょうか?
テレビを見ていたら
「そんなことも想定したうえで
準備してきたから大丈夫です!」
みたいな生徒さんもいて
ゴーシ先生なら
点数関係なく、即合格だな(笑)。
でも、一般的には
深夜に津波避難指示が出た地域と
そうでない地域は
受験生にとって相当不公平だと思います。
今年度
切りつけ事件を目の当たりにしたり
津波避難指示を受けた生徒さんは
相当に不利でしょう。
しかし、
大学入試センターは
「会場となっている各大学には
避難指示などが出ている地域だとしても
可能な限り予定通り実施するよう求めている」
です。
試験監督に公平を求めてるのに
全然、公平じゃないじゃん。
切りつけ事件が起きたから
津波避難指示が出たから
大学入学共通テストを延期します
というのは非現実的だというのは
分かっています。
だけどね(笑)。
逆説的な
事実を紹介します。
大学入学共通テストでは
いろんな配慮をしています。
心当たりがある方は、是非、読んでください↓
例えば
イヤホンが装着できないとなれば
ヘッドホンを貸与されるし
それでもダメならCDプレーヤーが貸与されます。
発達障害や
いろんな病弱も配慮されます。
例えば
オシッコが近いとか
人前に出れないとか
いろんなものが気になって集中できないとか
パニックになるとか
自分の性がよくわからないとか
いろいろあります。
手続きをちゃんとすれば
配慮され、認められれば
別室(個室)で受験できます。
手話通訳の人を
同席させることもできます。
だから、そういう問題を抱えていても
「大学に行けない」って
絶望しなくていいです。
「教育の機会均等」の観点
「どんな人でも受験できる」というのは
すばらしいことというか
当たり前のことです。
じゃぁ、それが公平なのかというと「?」です。
一般の受験生は
このコロナ禍なのに
結構、密な状態で、試験中は換気がされていません。
同じ一般の受験生でも「差」があります。
慣れ親しんだ自分の高校で受験できる学生と
そうじゃない学生。
その差は大きいと思います。
その他、監督をしながら気がついただけでも
まわりに貧乏ゆすりをする受験生がいたり
洗剤や柔軟剤のいわゆる香害があったり。
かたや、別室(個室)受験。
もう「公平でも平等って何?」のレベル。
つまり、いろんな配慮をして
公平性を保とうとすれば保とうとするほど
逆に不公平が生まれる気がします。
コストも生じます。
ある受験室は受験生1名に
主任試験監督、試験監督の2名。
1人に対して2人!
仮に
50万人の受験生が全員、配慮申請したら
50万の部屋と
100万人の大学教員が必要になる(笑)
じゃぁ、どうするのか。
長くなったので
続きはまた。
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