食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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大学の広報に関する会議に参加して…

先日、大学の「広報」に関する会議に出席。

 

理事から、こんな質問を受けました。

「糸島農業って全国的に注目されていると思うんですが
 九大農学部としてなにかイベントとかやっていないんですか?」

それは、九大農学部主催ということですか?

「主催じゃなくてもいいです」

例えば、糸島の農家さんと一緒に
「糸島ビアファーム」というイベントを10年以上やっています。
ただ、九大農学部の成果にすべく
後援とか取ろうと思ったら
手続きが面倒で時間がかかるので
個人マターでやっています。

「それで集客はできているのですか?」

今は、オウンドメディアの時代だと思っていて
私自身もblog、FB、youtube、オンラインサロン等々
いろいろチャンレンジしていますし
素晴らしい仲間がたくさんいて
情報発信力はあるつもりです。
だから、毎年参加者500名以上は集まっています。

つまり、個としては
おもしろいアウトリーチ活動をやっている先生方はたくさんいます。
それを、九大の成果として
集合の力にする仕組みがないのが問題だと思います。

 

とか言っても
結局、その後の議論は
「情報共有の方法を工夫しましょう…」とか(笑)

 

全然、イノベーティブじゃない!
ブレイクスルーしてない!

 

(ここから先は、発言したかったのだけれど
 時間の都合上、発言できなかったこと)

 

別な例で言えば
昨年12月くらいから
「clubhouse」という音声SNSがバスりました。
私は、
落合陽一さんのルームは集客はくらべものにならないくらい
スゴイのですがすぐに撤退しました。
私は、2月から3月まで丸2ヶ月間
ほぼ毎日、食育ルームを立ち上げました。
日本で一番ルームを立ち上げた大学教員だと思っています。

同じように8月までmihoさんが立ち上げた
よろづ相談所にほぼ毎日、参加していました。

私が、大学の広報担当なら
毎日、面白い先生を招いて
「九大 サイエンスコミュニケーションルーム」
を作ります。
(clubhouseはフロー型なので)
それを録音しておいて
voicy等、ストック型音声SNSメディアでも配信します。

でも、全く、やっていない。

何が言いたいかと言うと
大学という大きな公的組織の
広報の問題点です。


SNSやトレンドに疎い。
ブランディングやメディアの性質(ストック型、フロー型)などわかってない。
③わかったとしても、それをできるスタッフがいない。
④やろうとしても決裁したりに時間がかかる。
⑤問題発言がないようにとか検閲しないといけない。
⑥だから無難なコンテンツになってバズらない。
⑦広報や情報発信に頑張るインセンティブもない。
⑧「私が責任を取るので自由にやってよろし」というリーダーがいない。
⑨結局、広報がうまくいかなくてもいまのところ「九大ブランド」で困ってない。
⑩人気度やランキングが下がったとして困ることになっても、個人的には(スタッフ一人一人は)誰も困らない。

 

結局、誰も責任を取りたくない。

 

大きな公的組織の問題が
すべて見えたような会議。

 

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