食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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『生そばウエスト』のそば3玉まで同一価格について考えてみた

『生そばウエスト』は
そば3玉まで同一価格。

 

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つまり、2玉目、3玉目は無料。

ところでうどんとかそばの麺の原価って
いくらくらいなんだろう
と思い、調べてみることにしました。

 

まず、うどん屋さんの支出割合は
・材料費:10%
・人件費:30%
・家賃:10%
・水光熱費:5%
・諸経費:10%
・利益:10%

 

材料費10%。
一般的な飲食店は30%が目安と言われているので
材料費は相当に安い。

一杯500円のうどんなら
材料費は50円。
これに出汁等の材料費も含まれます。

 

小規模店の売上目標は1日あたり5万円~
と言われているので
一杯500円のうどんなら目標100杯。

 

つまり1日に
500円のうどんが100杯売れて5万円。
で、
・材料費:5000円
・人件費:15000円
・家賃:5000円
・水光熱費:2500円
・諸経費:5000円
・利益:5000円
という支出になります。

なお、うどん屋
スタッフの数がいらない飲食店
だと言われています。

例えばスタッフ二人で回すとすれば
人件費:15000円=2人*8時間*時給

時給は937円となるので妥当でしょう。

また家賃についても
25営業日として12.5万円なので妥当でしょう。

 

では、仮に1日150杯売れる
繁盛店になったとします。
そうすると売上は75000円。

支出は
・材料費:7500円
・人件費:22500円(もう一人アルバイトが必要)
・家賃:5000円(そう変わらない)
・水光熱費:2500円(そう変わらない)
・諸経費:5000円(そう変わらない)
・利益:?

 

利益はなんと32500円
なんと利益率43%!

 

とすれば、
そば3玉まで同一価格
にしても
できるだけ多くのお客さんに来てもらったほうが
いいということになります。

 

くわえて
チェーン店を増やし
製麺所(セントラルキッチン)を作って
自家製麺して
材料費をさらに削減したり…

と考えていくと
「そば3玉まで同一価格」という
作戦が取れるようになります。

 

なお、ウエストのうどんは
加ト吉の冷凍うどんを購入しているので
「うどん3玉まで同一価格」
という戦略はとれないはずです。

 

一方、
各店舗に製麺機がある『丸亀製麺』は
こうした理由で「3玉まで同一価格」はできないはず。

 

『牧のうどん』は製麺所方式ですが
どんどん店舗展開しないのは
もしかしたら製麺所の能力がMAXに近いのかもしれません。
さらに店舗展開しようとすると
新たなる製麺所が必要になり
莫大なイニシャルコストがかかるのかも。

こんなことを考えながら
食べているので
味がよくわからなくなります。

 

 

 

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