10/31(木)は
午前、筑豊mamalink塾。
午後は
田川市民会館で
教職員を対象とした
食育講演会。
オファーされたテーマは
「児童生徒の給食の食べ残しを減らすための指導のヒント」
ってピンポイントすぎるやろ(笑)。
ゴーシ先生、現場の教員じゃない。
現場の先生のほうが
絶対に、ノウハウ、経験もってる(涙)。
しかも。
「5~6人のグループを構成し、
グループごとに議論や意見交換ができるような、
ワークショップ形式で行いたい」
と、かなりの無茶振り。
それでも、やり遂げるのが
ゴーシ先生。
プログラムは以下のとおり。
まず、アイスブレイクとして
簡単な自己紹介。
お題は「嫌いな食べ物、その理由」。
これが面白かった。
学校の先生が
「しいたけが嫌いです、理由は…」
「わさびが嫌いです、理由は…」
「うにが嫌いです、理由は…」
「白ごはんが嫌いです、理由は…」
って子どもとおんなじじゃん。
最初のワークは
「子どもたちの給食の食べ残しの現状とその理由」
をテーマにグループディスカッション。
シェアリング。
結論としては
どの学校、どの教室でも
「食べ残し」は多い。
その理由として考えられること。
- 家で食べさせていない。
- 家で「無理して食べなくていい」と教育している。
- 「命をいただく」等の意識が低い。
- 少食、偏食の子どもが多い。
- 時間が足りない。
- 自校式小学校からランチボックス中学校への問題。
田川市では
完全学校給食にできた効果は
たくさんあるのですが
中学校はランチボックス。
学年、性別、体格に関係なく量が一律。
だから、つぎ分けて
残食を減らすという調整ができません。
加えて
温め直して子どもたちに提供する際に
ムワッとする匂いがこもったり
アブラが回ったりして
美味しくなくなることもあるのだそう。
次のワークは
「残食を減らすためのアイデア、経験のシェアリング」。
でてきたのは
- 体験的活動を取り入れる。
- 食育だよりを活用する。
- 配膳、つぎ分けの工夫。
- 給食時間の確保。
- コンクール形式。
- おかわりしたい雰囲気を作る。
- ランチボックスでも融通。
- 食べ方の工夫。(例:油まわりをとりのぞくためにキッチンペーパーを使うとか)
- 親に対する試食会を行う。
- small stepで完食経験を身に着けさせ、自信をつけさせる。
- 生産者の話を聞かせる。
等々。
そのうえで
- (稲益先生に教えてもらった)「おかわり券」
- 「ばぁばの巻きずし」
- 「いのちをいただく」
という3つのネタを
話題提供し、
今後の給食指導にどう活かせるか
ディスカッションしてもらいました。
謝辞の際
こんな言葉をいただきました。
「田川市で、
このような食育のワークショップを
できたのはこれがはじめてです。
私も参加して分かったのは
それぞれの先生には
ものすごい実践経験がある。
それを共有し
若い先生がたに伝えていく必要がある。
本当に素晴らしい時間でした」
子どもたちの給食指導を、
直接しているわけではないので
どきどきでしたが
よかった。
食育のプロ
WSのファシリテーションのプロ
としての力が発揮された
充実の2時間でした。
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