食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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児童生徒の給食の食べ残しを減らすための指導のヒント

10/31(木)は
午前、筑豊mamalink塾。

 

午後は
田川市民会館で
教職員を対象とした
食育講演会。

 

オファーされたテーマは
「児童生徒の給食の食べ残しを減らすための指導のヒント」
ってピンポイントすぎるやろ(笑)。
ゴーシ先生、現場の教員じゃない。
現場の先生のほうが
絶対に、ノウハウ、経験もってる(涙)。

 

しかも。

 

「5~6人のグループを構成し、
 グループごとに議論や意見交換ができるような、
 ワークショップ形式で行いたい」

 と、かなりの無茶振り。

 

それでも、やり遂げるのが
ゴーシ先生。

 

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プログラムは以下のとおり。

 

まず、アイスブレイクとして
簡単な自己紹介。
お題は「嫌いな食べ物、その理由」。

これが面白かった。

 

学校の先生が
「しいたけが嫌いです、理由は…」
「わさびが嫌いです、理由は…」
「うにが嫌いです、理由は…」
「白ごはんが嫌いです、理由は…」
って子どもとおんなじじゃん。

 

最初のワークは
「子どもたちの給食の食べ残しの現状とその理由」
をテーマにグループディスカッション。
シェアリング。

 

結論としては
どの学校、どの教室でも
「食べ残し」は多い。

 

その理由として考えられること。

 

  • 家で食べさせていない。
  • 家で「無理して食べなくていい」と教育している。
  • 「命をいただく」等の意識が低い。
  • 少食、偏食の子どもが多い。
  • 時間が足りない。
  • 自校式小学校からランチボックス中学校への問題。

 

田川市では
完全学校給食にできた効果は
たくさんあるのですが
中学校はランチボックス。
学年、性別、体格に関係なく量が一律。

だから、つぎ分けて
残食を減らすという調整ができません。

 

加えて
温め直して子どもたちに提供する際に
ムワッとする匂いがこもったり
アブラが回ったりして
美味しくなくなることもあるのだそう。

 

次のワークは
「残食を減らすためのアイデア、経験のシェアリング」。

 

でてきたのは

  • 体験的活動を取り入れる。
  • 食育だよりを活用する。
  • 配膳、つぎ分けの工夫。
  • 給食時間の確保。
  • コンクール形式。
  • おかわりしたい雰囲気を作る。
  • ランチボックスでも融通。
  • 食べ方の工夫。(例:油まわりをとりのぞくためにキッチンペーパーを使うとか)
  • 親に対する試食会を行う。
  • small stepで完食経験を身に着けさせ、自信をつけさせる。
  • 生産者の話を聞かせる。

等々。

 

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 そのうえで

  • (稲益先生に教えてもらった)「おかわり券」
  • 「ばぁばの巻きずし」
  • 「いのちをいただく」

という3つのネタを
話題提供し、
今後の給食指導にどう活かせるか
ディスカッションしてもらいました。

 

謝辞の際
こんな言葉をいただきました。

 

田川市で、
 このような食育のワークショップを
 できたのはこれがはじめてです。
 私も参加して分かったのは
 それぞれの先生には
 ものすごい実践経験がある。
 それを共有し
 若い先生がたに伝えていく必要がある。
 本当に素晴らしい時間でした」

 

子どもたちの給食指導を、
直接しているわけではないので
どきどきでしたが
よかった。


食育のプロ
WSのファシリテーションのプロ
としての力が発揮された
充実の2時間でした。

 

 

 

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