食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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高校生からの質問①-愛って何ですか?-

16日(土)午前は
ある高校で特別授業。

 

2時間、すべて質疑応答という
インタラクティブな授業。

 

最も、印象深かった質問が
「先生にとって、愛とは何ですか?」

 

本当に、答えに困った。

 

どんなふうに答えたかと言うと…

 

例えば
子どもたちに対する愛は確かにあって
もし、二人の子どもが病気になって
心臓がいるとなれば
私は、自分の心臓を差し出す覚悟があります。

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でも、それが
自然と心の底から
沸き起こってくる思いかと言うと
もしかしたら
「親としてそうあらなければならない」
という頭で考えている
観念みたいなものがあるかもしれません。

 

例えば、異性、女性に対する愛も
確かにあります。

でも、冷静に、深く深く考えていくと
愛とは言いながら
なんか自分の欲求を満たすための
利己的な何かがあるのかもしれません。

 

そう考えていくと
自分の中に
純粋な「愛」
というものがあるのかさえ
疑わしくなります。

愛ってなんだろうね?(笑)

 

そうやって
哲学的に考えていくことも
必要なのかもしれません。

 

でも、日々生きていく上では
あまりそれは意味のないことかもしれない。

むしろ
具体的な行動として示すことに意味があると思います。

 

例えば、
皆さんのお母さんが
毎日「愛している」と声をかけてくれるのだけれど
毎日、500円玉渡らされて
「お昼ごはん、これでなにか買って食べなさい」
と言われたらどうでしょう?
全然、御飯作ってくれなかったらどうでしょう?

愛を感じますか?

 

感じないよね。

 

だから、私は
愛のカケラもないような
すごく冷たい人間なのかもしれません。
でも、それをある意味
自覚できているから
眼の前の人を喜ばせるように
具体的に行動をしようと
瞬間、瞬間に心がけています。

 

大切なのは
概念でなく
具体的行動。

 

でも、その具体的行動をみて
ある人は
「愛のある人」
と思うかもしれないし
ある人は
「偽善的」「下心がある」
と思うかもしれません。

 

難しいね。

 

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