食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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ルール論(笑)

ルールは
問題が起きないように定めます。
問題が起きないように定めるのがルールです。

 

だけど
現実の世の中は
問題が起きていないのに
ルール違反している
として「問題」にしていることばかりです。

 

ルールを見直す

公立学校という組織は、1年もすれば、
ほぼすべての教職員が異動で入れ替わります。
そのため、誰が何のために作ったか分からない仕組みやルールが、
至る所にあります。
例えば私が麹町中学校に赴任した当初、
自転車を駐輪できるスペースがあるにもかかわ らず、
「保護者は自転車で学校に来てはならない」
という規定がありました。
誰が何のために作ったルールなのか、
まったく意味不明です。
長く麹町中にいる教員に聞いても分かりませんでした。
私は保護者からの要望を受けて規定をすぐに変更し、
自転車で学校へ来ても構わないようにしました。

こんなこともありました。
冬にセーターを着てきてもよいにもかかわらず、
「授業中、 セーターを一番上に着てはいけない」
というルールがあり、
生徒たちはそのルールを守る ために、
セーターを着るときは、
その上に学生服を着ていました。
まったく意味がない規定です。

また、生徒がプール授業の後に、
髪を乾かすために
「タオルを頭や肩に巻いては いけない」
というルールもありました。

生徒たちは服を
びちゃびちゃにしながら授業を受 けていました。
私は、「今日から変えましょう」
と先生たちに言って、
そのルールをすぐにやめさせました。

本来なら、
こうした不要なルールや仕組みは時代とともに、
常に見直していく必要があります。
しかし、学校という組織はとかく硬直的で、
前例踏襲に陥りがちなのです。


話は変わりますが、
教育行政においても同様のことがあります。
例えば、学校に勤務する非常勤講師は、
受け持つ授業時間で給与が計算されるため、
授業以外の校務を受け持つことは一般的にありません。

当然、学級担任や部活動を任されることもありません。
この点については、
「給与制度を考えれば現状のままで仕方がない」
と多くの関係者が受け入れています。

しかし、非常勤講師は教員採用試験の合格を目指す
「浪人組」であることが多く講師として働きながら、
次年度の試験に備えています。
教員を目指しているのだから、
部活動を経験した方がよいに決まっています。

 

www.goshisato1973.info

より。

 

この典型が大学。

 

ルールばかり。

 


そのルールは
増えることはあっても
少なくなることはない。

 

で、大学教員
その訳の分かんないルールに
フツーに従ってる。

すっげー
頭のいい人たちばかりなのに。

 

ゴーシ先生は結構
そのルールを破ったりしているのですが
刑法というわけではなく
内部ルールなので
(書類の提出期限とか)
全然おとがめなし。

 


というか、
仮にルールを破っても
問題が起きないので
あたりまえじゃん。



自分の子どもを
通わせようとしている
学校や大学って
こういう世界です(笑)

 

なんて記事を書くと
教員免許も持ってない
教育原理も
教育心理も学んでない
何の実践もない大人が
「理想の学校を創ろう」
とか言って
小さいフリースクールを乱造したがるのも
本当に問題です。

 

日本の教育システムは
(updateする余地はあるけど)
本当に素晴らしい。

 

ある人から
「ゴーシ先生が学校を創るなら
 どんな学校にしますか?」
と質問をくれたけど
ゴーシ先生なら
まず、正々堂々と
公立学校の民間校長になります。

 

 

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