食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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子どもの力を伸ばすのは「選択と時間配分」

よく
「うちの子はほかの子に比べて○○なんですが
 ○○させたほうがいいですか?」
という質問をいただきます。

具体的に言えば
先日なら
「小学校で英語が導入されますが
 周りの子が英語教室に通い始めています。
 うちの子も通わせたほうがいいでしょうか?」
という感じ。

 

その場では
丁寧にお答えいたしますが
心の中では
「自分で考えて決めるしかないじゃん」
と思っています。

 

自分で調べたり考えたりせず
決定するにも何となく不安なので
「権威情報」によるお墨付きが欲しいのでしょう。

 

その気持ちは分からなくはありません。

 

が、結局は自分で決定して
その選択に自分で責任を取るしかありません。

 

ヒトはやったことしか
できるようになりません。
そして、その能力は
費やした時間と
その子の特性に比例します。

 

簡単に言えば。
「ピアノの力=ピアノの練習時間×その子の特性」
ということです。

 

そして重要なのは
人には時間は平等に与えられていて
24時間、365日しかありません。
高校卒業までに、157860時間しかありません。
(当然、そこから赤ちゃんの時の時間や
 睡眠時間や生活の時間や学校の時間が
 ひかれます)

 

その時間を使って
何をさせて
どんな能力を身につけさせるかという
選択と配分の問題なのです。

 

将棋だけやり続けていたら
藤井聡太君のような将棋の力が身につくかもしれません。

 

何度も紹介していますが
「1万時間の法則」
というものがあり、
スポーツでも起業家でも
特筆すべき成果を残している人は
その分野で1万時間
努力していると言います。

 

藤井君の場合、4歳で将棋をはじめ
1日3時間、365日で1000時間。
それを10年続けて1万時間です。
そして14歳で前人未到の29連勝を成し遂げました。

 

 

一方、
ピアノやって、プール行って、
英語行って、公文やらせて、サッカーやらせて…
としていたらそれらはそこそこできるけど
それで人を感動させるほどの
スペシャリティは身につかないでしょう。

 

という具合に
あくまでも選択と配分の問題なのです。

 

そもそもです。

「うちの子はほかの子に比べて…」
ってなんでほかの子と比べるのでしょう。

 

自分だって
他のママと比べられたらイヤなはず。

 

『わたしおかあさんだから』
が炎上するのは
その比較思考です。

周りのお母さんはできているのに
私はできてない…
なんて思うから辛くなります。

 

周りのお母さんはできるかもしれないけど
私はできません。
だって私だから。えっへん。
みたいな感じで比べなかったら
明るくて楽しくなります。

 

自分は比べられたくないのに
子どもは比べるなんて
おかしいでしょう。

 

親のやるべきことは、
他の子と比べて思い悩むことではなく
まず
「あなたはあなた。
 どんなあなたでも大好きです」
からでしょう。

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ちなみに
これをわかりやすくメタファーしたのが↓

www.goshisato1973.info