「来月の給料を1.5倍にするためにはどうしますか?」
たぶん、答えは立場によって様々です。
飲食店でアルバイトしている大学生なら
「1.5倍、シフトに入る」
と答えるかもしれません。
では、その飲食店経営者はどうでしょう?
おそらく
「営業時間を1.5倍にする」
と考える経営者はいません。
たぶん、
メニューを変えたり
ホスピタリティーを変えたりして
客単価を上げたりするはずです。
(サラリーマンなら「そんなのムリ!」で思考停止かも)
これが
労働者センスと
経営者センスの差です。
労働者はお金=時間。
お金を稼ぐとは
自分の時間をお金に換える作業です。
経営者はお金=価値。
お金を稼ぐとは
いかに大きな価値を提供していくか
ということなのです。
働く、仕事をするということの本質は
ここにあります。
事業者はユーザーに対して価値を提供します。
ユーザーは
その価値の対価としてお金を支払ってくれます。
ただし、ユーザーが感じる価値は
需要と供給のバランスによって異なります。
需要が大きければ価値は高まりますし
供給が少なければ価値は高まります。
それを支えるのが
内容・機能やデザイン、そしてブランディングです。
いくら頑張っても
ユーザーがいなければ
ユーザーが求めなければ価値はないです。
そしてユーザーはそれに対して
クレジット(信頼)をお返しします。
その一部が現金化されたものがお金です。
提供する価値が100とします。
それに対するクレジットは100です。
なのに
120とか150のお金を得たならば
それは「詐欺」とか「ぼったくり」です。
もし50のお金しか得られないとしても
「いい人ね」「いい店ね」
というクレジットが50残ります。
だから
まずすべきことは
クレジットの最大化なのです。
give&takeではなく
give&give。
成功している人たちはみんな口をそろえます。
「気前よくgiveする」。
それはクレジットを最大化することです。
そのために
提供する価値を最大化することです。
これが経営者的センス。
でも、親も先生も
みんな労働者だから
そんなシンプルで大切なことを
誰も子どもたちに教えていません。
で、
時間をお金に換える比率を高めるべく
「いい高校、いい大学に行きなさい」(本気)
親が
大人がちゃんと
お金の稼ぎ方、そして使い方の意味を考えないと
子どもたちに
これから先の人口減少成熟社会を生き抜く力は
与えられません。
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