食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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食育シンポジウム 『ひろがれ、弁当の日!-未来を見せる-』!

今日は、食育シンポジウム
『ひろがれ、弁当の日!-未来を見せる-』。

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とっても楽しみで
とっても不安な一日でした。


<楽しみな理由>
大学生だった彼ら、彼女らが
社会人になり
結婚し
親になり
その子どもを連れて
やってきてくれるのです。
次々と会場にやってくる
「弁当の日」OBの笑顔と
その子どもを見るだけでも感動的。

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<不安な理由>
10年ぶりに再会する「弁当の日OB」もいて
どんな話をするか、私もわかりません。
当然、人前で話し慣れているプロ講師ではありません。
笑って、泣かすなんて無理でしょう。
そんな「弁当の日OB」にマイクを渡し
集客できるのか、
来てくれたお客さんを満足させられるのか。

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<結果>
興業的には
いつもの数百人を集めるシンポジウムに比べれば
全然、ダメです。
でも、内容は
すごくよかった。
事前に「弁当の日OB」に
「ppt作ってきて~」
とお願いしていました。
実は、半分くらいは
作ってこないだろうと思っていました。
でも、ほぼ全員作ってきました。
自分の想いを盛り込んだpptです。

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そこで、急きょ
佐藤、稲益、比良松の講演時間を削り
「弁当の日OB」の講演時間を
長くとることにしました。


そこで語られたのは
リアリティでした。

 

弁当の日をやっても、
社会人になったら外食が続く。
ストレスがたまる。
「食が大切」なんて言っているのは
経済社会の中ではマイノリティー。
酒におぼれる。
心も体もおかしくなる。

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でも
結婚や妊娠、出産、子育て
病気・事故など
いろんなきっかけで気づくのです。
「やっぱり食が大事」
「自分には弁当の日の経験がある」

 

そうして
食を大事にした生活、
人生を取り戻していきます。

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ある女子学生OBは
妊娠した瞬間
学生の頃に聞いた
葉酸」の話を思い出し
外食生活を改めたといいます。

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逆にいえば
学生の頃に
弁当の日に出会ってなければ
W佐藤(ヒロシ・ゴーシ)
の話を聞いてなければ
今の自分や子どもはいなかったんじゃないか
といいます。

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最後のクロストークでこんな質問がありました。
「弁当の日をやりたいんですけど
 反対する親が多いんです。
 どうしたらいいでしょう?
 そんな親に向かってメッセージを」

 

「弁当の日OB」
は答えづらいです。
だって乳飲み子を育てている真っ最中。
人生の先輩に
なかなかアドバイスなんてできません。
でも、一人の「弁当の日OB」
がこう言いました。

 

「孫」だと思うんですよ。
自分の子どもが、
その子ども(つまり孫)
に何を食べさせ
どう育てたいか。
そうしたら
「弁当の日、面倒なんかいえないでしょう~」

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そのとおりです。


まさに、弁当の日は
10年後、20年後を見据えているのです。
そのための弁当の日です。

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50人程度ではなく
もっと多くの人に
「弁当の日OB」の話を聞いてほしかったです。

 

弁当の日は10年先
20年先を見ています。