食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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若者の「恋愛ばなれ」

12/7(水)4限は婚学。
テーマは、ずばり「恋愛」。

現在、若者の恋愛ばなれが進んでいます。

明治安田生活福祉研究所
「恋愛と結婚」に関する調査
(2016年6月発表、対象:全国の20歳から49歳の男女3,595人)
によると

【交際経験なし】の割合、

  • 20代未婚男性:53.3%
  • 30代未婚男性:38.0%
  • 20代未婚女性:34.0%
  • 30代未婚女性:25.7%。

2013年調査結果から、23.1ポイント上昇しています。

http://www.myilw.co.jp/research/report/pdf/myilw_report_2016_01.pdf

別のデータ。

国立社会保障・人口問題研究所の調査によると
(2016年7月調査、対象:全国の18歳から34歳の男女5,276人)

【交際相手なし】

  • 男性:69.8%(←2011年 61.4%)
  • 女性:59.1%(←2011年 49.5%)
  • 交際望んでいない:30%
  • いずれ結婚するつもり:90%

 明らかに、が進んでいます。

そこで、まず、学生にあるyoutube動画を見てもらいました。

この動画とは、あるニュース番組の
若者の「恋愛ばなれ」特集だったのですが
現在はyoutubeから削除されています。

そのニュース番組では
若者の恋愛離れのデータを紹介したうえで
その原因として

ということが挙げられていました。

私としても
このロジックには相当な違和感を感じていたので
率直に今どきの若者(大学一年生)に感想を聞いてみました。

 

まず経済力について。


確かに、年収と既婚率(未婚率)には
明確な相関関係があります。

しかし、大学生はそもそも
経済力がありません。

本質は

「好きな子がいて付き合いたいけど、
 付き合ったらお金がかかるから、
 告白しないでおこう」

という学生がどれだけいるかです。

たぶん、そんな学生はいない。

でも、実際にそんな学生もいるそうです。

 

次に、SNSの普及については
ポジティブな意見も多かったです。

  • 会って話すときの話題のネタになる。
  • 多くの出会いの場。
  • 新しい恋愛の形。

 等々。

一方で、

  • 変な憶測をしてしまう。
  • なんでラインの返事しないのに、twitter、あげてんの?

というような意見もありました。

ゴーシ先生からすると
もしかしたら
SNSで情報を得すぎることで
「もっと知りたい」という欲求や
「もっと仲良くなりたい、認められたい」という欲求が
無くなってしまうのではないかな、
なんて思っています。

 

「恋愛は面倒」
「恋愛はコスパが悪い」
「趣味のほうが大事」
という若者も確かにいます。

 

でも、大学生に聞けば
実際はこんな感じ。

f:id:kab-log:20161207155336j:plain

 
恋愛はしたいし
恋人もほしい。
でも、できなくても問題なし。
ほかに楽しいことあるし。


昔に比べたら
「友達」として、できること増えたし
今の楽しい友達関係壊したくないし。

 

自信ないし
フられるの怖いし
「恋人ほし~」なんていうのがカッコ悪いし。

 

欲求を満たすためのツールはいくらでもあるし。

www.goshisato1973.info

 

まぁ、こんな理由で
若者の恋愛ばなれはすすんでいるのでしょう。