岩本悠君は
調子に乗っている佐藤剛史の鼻を
いつもたたき折ってくれます。
悠君に
初めて出会ったのは大学院生の頃。
当時、学生なのに
NPO法人を作り
いろんな賞をもらったり
メディアに取り上げられたりして
調子に乗っていました。
あるイベントで悠君と出会い
『流学日記』を読み
泣き、笑い、
自分の小ささと
経験の小ささを思い知らされ
高々と
長々と伸びた鼻を
見事にたたき折ってくれました。
それ以降
何度も、何度も一緒に
ワークショップをやったり
講演会をやったりしました。
『夢学ノススメ』
なんていう
大学生のための一大ワークショップを
一緒にやったりもしました。
いつも次に会うときは
もっと強くなっていようと
約束して別れ
お互いを高め合おうと
競い合いました。
悟空とベジータのようにあろうと
二人で意識していました。
(見た目はクリリンだけど)
それ以降、
精力的に執筆活動を行い
著作数は悠君を超え
「ふっふっふ、俺のほうが戦闘力、
ついてるんじゃない?」
なんて思っていたら
悠君は
AERA「日本を立て直す100人」
に選ばれいて、
またまた
高々と
長々と伸びた鼻を
見事にたたき折ってくれました。
最近では
婚学を発案したり
糸島のいろんなイベントをプロデュースしたり
大人塾が大盛況だったり
イノベーションやデザイン思考のキーワードを手に入れたりと
「ふっふっふ、俺のほうがいろんな技を
身に付けたんじゃない?」
なんて思いつつ
『未来を変えた島の学校』を読んだところ
やっぱり
高々と
長々と伸びた鼻を
見事にたたき折ってくれました。
悠君、
こんなに地道な戦いを
地に足の着いた戦いを
完全アウェーの戦いを
大きな大きな戦いを
地域のための戦いを
未来を変えるための戦いを
ずっと、続けていたんだ。
佐藤剛史、
軽っ!薄っ!チャラっ!
よし、やる気出た。
がんばる!