朝の報道番組で
新型出生前診断の特集が行われていた。
要旨はこう。
妊婦の血液から胎児の疾患の有無を判定する
新型出生前診断の臨床研究で、
診断結果が陽性反応だった67人のうち、
その後の羊水検査などで陽性が確定した
少なくとも54人のうち53人が
中絶を選んでいたことが分かった。
臨床研究を実施する研究者らが参加する組織
「NIPTコンソーシアム」 が
今年4月から9月末までに検査を受けた
約3500人について解析した。
(毎日新聞 2013年11月22日)
臨床研究が行われる前から
「生命の選別につながる」
ことが危惧されていたが
実際に、53/54である。
でも、当然と言えば
当然だ。
「どんな問題があっても
どんな障がいがあっても
生み、育てる」
のであれば診断なんか必要ないのだ。
私たち夫婦も第一子の妊娠が分かった際
内田美智子先生に
こんなことをアドバイスされた。
産むのであれば
羊水検査は必要ありません。
迷っているのであれば
羊水検査はしてはいけません。
羊水検査をするときは
遺伝子異常がある場合は
中絶すると決めたときだけです。
だから、検査に望む夫婦は
遺伝子異常があった場合に
中絶すると決めた夫婦なのだから
53/54という数字は
当然と言えば
当然なのである。
DNA親子鑑定にしてもそう。
「血縁関係があろうとなかろうと父親だ」
って意識なら
DNA親子鑑定なんか必要ない。
「今後も私のことを
親父と思ってくれるなら光栄」
なんかじゃ
父親としての覚悟が足りない。