作家。食育研究家。九州大学大学院農学研究院助教/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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パンドラの箱

朝の報道番組で
新型出生前診断の特集が行われていた。

要旨はこう。


妊婦の血液から胎児の疾患の有無を判定する
新型出生前診断の臨床研究で、
診断結果が陽性反応だった67人のうち、
その後の羊水検査などで陽性が確定した
少なくとも54人のうち53人が
中絶を選んでいたことが分かった。
臨床研究を実施する研究者らが参加する組織
「NIPTコンソーシアム」 が
今年4月から9月末までに検査を受けた
約3500人について解析した。
毎日新聞 2013年11月22日)

臨床研究が行われる前から
「生命の選別につながる」
ことが危惧されていたが
実際に、53/54である。

 

でも、当然と言えば
当然だ。

「どんな問題があっても
 どんな障がいがあっても
 生み、育てる」
のであれば診断なんか必要ないのだ。

 

私たち夫婦も第一子の妊娠が分かった際
内田美智子先生に
こんなことをアドバイスされた。

産むのであれば
羊水検査は必要ありません。
迷っているのであれば
羊水検査はしてはいけません。
羊水検査をするときは
遺伝子異常がある場合は
中絶すると決めたときだけです。

だから、検査に望む夫婦は
遺伝子異常があった場合に
中絶すると決めた夫婦なのだから
53/54という数字は
当然と言えば
当然なのである。

 

DNA親子鑑定にしてもそう。
「血縁関係があろうとなかろうと父親だ」
って意識なら
DNA親子鑑定なんか必要ない。

「今後も私のことを
 親父と思ってくれるなら光栄」
なんかじゃ
父親としての覚悟が足りない。

 

新型出生前診断

DNA親子鑑定も
科学の進歩が作り出した
パンドラの箱だ。

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