食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


official web: http://goshisato1973.com/


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黒川伊保子さん

近いうちにお会いしたいな
お話ししたいな
と思っていた二人の女性がいる。

黒川伊保子さんと
竹内久美子さん。

「男と女」「脳」「進化」をキーワードに
本を読み漁っているゴーシ先生にとっては
二人の本は、本当に面白い。

で、近いうちにお会いしたいな
お話ししたいな
と思っていた。

 

むしろ、アポイントとって
会いに行こうと思っていたほどだ。

 

そうしたら
「黒川さんの講演がクローバープラザでありますよ」
との情報。

日曜日は、子どもと遊ぶ時間だけど
行かねばなるまい!

ということで行ってきました。

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脳科学の本
脳内物質の本を読みまくっている
私からすれば
メラトニン
セロトニン
ドーパミン
ノルアドレナリン
講演内容のほとんどは
頭に入っていました。

 

でも、今回の講演を聞いて
最大の発見は
糖質制限ダイエット」と
「食べ順爆発ダイエット」とを
脳科学的に理解できたこと。

 

以下、私なりの解釈を加えて説明すると…

 

例えば、
子どもが糖質過多の朝ごはんを
食べる。
菓子パンとか。
糖分たっぷりの朝ごはん。
そうすると血糖値が一気に上昇する。
180mg/dlまで上昇する。

 

それから、血糖値が急上昇すると
インスリンが大量分泌され、
その働きで血糖値は急降下。

 

糖質過多の子どもが
午前中の授業で
ぼーっとしてるのは
このため。
やる気がないんじゃない。
インシュリンのせいだ。

 

脳は、この血糖値の急降下に弱い。

 

血糖値が30~40mg/dl以下まで下降すると
意識混濁レベル。
そうすると、
7つのホルモンを総動員して、
血糖値を上げようとする。
その一つがアドレナリン。

 

このアドレナリンは
「攻撃ホルモン」
でイライラしたり、キレたりする。

ボーッとしたり
キレる子どもを育てたくなければ
糖質過多の朝ごはんはNGなのだ。

 

逆に
血糖値の急激な上昇を
抑えるような食べ物、
食べ方がいい。

 

そうすると、
血糖値の急激な上昇を抑え
脳が安定供給体制となり
余計なホルモンを作らなくて済む。
血糖値が乱高下しなくてする。

そこで、
まず、繊維質、
低GI食品から口にする。

GIとは、Glycemic Index(血糖指数)の略。

炭水化物を食べた後の血糖値の上がる速さを示した指数のこと。
この値が少ないほど、
血糖値が緩やかに上がると言われている。

 

また、太りにくくもなる。

 

インスリンが大量分泌されると
筋肉細胞が血糖を利用するが、
余ったものは体脂肪として蓄えられるようになる。
インシュリンの分泌が抑えられれば
体は脂肪の「蓄積モード」から「消費モード」へと変わる。

 

つまり。

 

食べ順爆発ダイエット
のポイントは
1.食物繊維
2.たんぱく質
3.炭水化物
の順に食べていくこと。

 

糖質制限のポイントは
「炭水化物」「糖質」
の摂取量を制限すること。

 

つまり、
いずれも、
血糖値の急上昇を抑え
インシュリンの分泌を防ぎ
脳を血糖値の安定供給体制に変え
身体を脂肪の消費モードにしていくこと。


脳の質は人生の質だ。