食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


official web: http://goshisato1973.com/


佐藤剛史の著作一覧


佐藤剛史への講演依頼

講演依頼フォームはコチラ


佐藤剛史の講演のサンプル動画


佐藤剛史への連絡は→goshisato1973@gmail.com

友だち追加

いじめ相談

FBで学生とのやりとりを掲載していたら
一昨日は、「いじめ」の相談がきた。
「ゴーシ先生のFBなんでも相談室」状態だ。

 

直接被害者にメッセージを伝えたところ
「大丈夫」だというので、
何かあったら必ずまた連絡をするよう約束して、
一応、解決。

 

小学校や中学校での子どもたち相手の講演で
たまに、いじめやネット中傷の問題について
お話しすることがある。

まず、子どもたちに、こんな質問をする。

「大学の中ってイジメがあると思う?」
「大学生ってイジメしていると思う?」

子どもたちは、「あると思う」と答える。

「私の知っている限りない」
と言うと、子どもたちは皆、驚く。

子どもたちの中には
そういう気持ちが(少しくらいは)あるからじゃないかと思う。

ニワトリだって
ストレスを与えれば
弱いニワトリの「尻つつき」をする。
腸が出てくるまでつついて
殺しちゃうこともある。

生き物には、
生き残るために、そんな本能があるかも知れない。

とはいえ、だからといって
いじめが許されるわけではなく
いじめる人は、
ニワトリ程度の知性しかないと言うことだ。

話を戻そう。

普通の大学生はいじめなんかしない。
嫌いだったら付き合わなければいい。
高校までのように
ずーっと一緒に学校生活を送らなければならない
ということはない。

そりゃぁ、陰口とか悪口とかは
少しはあるだろうけど
いわゆる
いじめはないと思う。

そんなこと
大学生になってやっていたら
アホと思われる。

つまりだ。
いじめなんて
そんなものなのだ。

大人になるまでの
理性的に情動をコントロールできるようになるまでの
わずか、一時期のものなのだ。

ところで、
イジメをする子どもたちに
イジメられる方の気持ちになって考えよう
なんて言っても多分伝わらないだろう。

ニワトリ程度の知性だから。

つまり、相手の立場になって考えるという
前頭前野が発達していないからだ。

だから、
自分のためにしたらけいない
と語りかけた方がいい。

イジメなんて絶対にしない方がいい。
自分のためなのだ。

そんなことやっていたら
わずか数年後、
「いじめたい」気持ちが無くなったときに
絶対に後悔する。

もし、それが原因で
誰かが不登校になったり
自殺したり、
つまり、他の人の人生に
マイナスの影響を及ぼすようなことがあれば
一生、そのことを背負い、
引きずって生きていかなければならない。

自分の人生で嬉しいとき
例えば
大学に合格したり
恋人ができたり
成人式を迎えたり
就職したり
結婚したり
子どもができたり、
その度に、頭の中に
「それ」が思い出されるだろう。

後悔の気持ちを強くするだろう。

だって
「自分があんなことしなければ
 あいつは今頃…」
って思うはずだ。

大人になれば、
そう思えるようになるのだ。
それが大人になるということだ。

そんな人生はツライ。

だから、自分のために、自分の未来のために
絶対にイジメなんかしないほうがいい。

 

 

以上、「ゴーシ先生のFBなんでも相談室」でした。