作家。食育研究家。九州大学大学院農学研究院助教/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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漁業問題

大漁のブリが水揚げされる。
でも数は少ないし、値段が安いという。


漁に出ても赤字になる。

「じゃぁ、出なけりゃいいじゃん」

という訳にはいかない。

 

社員(乗り子、選り子、ドライバー、等々)の給与を払わなければならない。

これが経営者の責任だ。
だから、赤字覚悟で海に出る。
身を切る覚悟で海に出る。
経営者は、社員の生活、人生を守らなければならないのだ。

 

だから一匹でも多くあげなければならない。

 

中型巻き網船団の共進丸は
1日の漁で5万匹のブリをあげる日もあるという。

 

魚の単価が安い。
一匹でも多くあげなければならない。
少し小さい魚でもあげる。
大きい魚がとれなくなる。
だから単価が下がる。

という悪循環に陥っている。

 

 

漁師が、資源を奪い合い、
それに安い物好きの消費者が荷担して
みんなでみんなの首を絞めている状態だ。

 

 

命がけの戦争のような巻き網漁に比べ
芦北のうたせ船は、のんびりしている。

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風が強ければ漁に出ない。
風がなければ漁はできない。
風がよければ
けたうたせ(底引き網)を15個投入できるけど
風が弱ければ
けたうたせ(底引き網)は3個しか投入できない。
多く入れすぎると
船が動かなくなる(笑)。

 

すべて風まかせ。

 

だから資源が守られる。

 

自然界の中で持続的に生活するには
自然界のルールに則って生活すべきなのだろう。

 

問題は、やっぱり魚が安いこと。

 

持続的な資源管理ができている
うたせ船の一番の問題は
儲からないから後継者がいないこと。