共進丸の水揚げ。
私が布団の中で温々と寝ていた頃、
こうちゃんをはじめ漁師の皆さんは
風速14mの寒風に吹かれ
波しぶきをかぶりながら
夕方の17:30から朝まで、
不眠不休で漁をしていた。
ご飯だって、
出航してすぐ16:00頃、
(彼らにとっての)朝ご飯を食べ
夜、漁の合間を縫って
昼ご飯を食べようとしたら
漁が始まってしまい、食べれず。
そうして朝まで漁。
昨日は風も波を強く
風にあおられた漁師が転んですべっていき
船から落ちかけた。
ギリギリで船にしがみつくことができた。
そのときは網を張っていたから
もし落ちたとしても
助けにいけない。
「もし落ちとったら
死んどったろうね」
と大笑いしている。
「死」と隣り合わせが
日常の会話だ。
そんな漁をして
運搬船が8:30に港に帰ってきた。
私からすれば
大漁に見えるけど
少ないという。
何よりも安い。
このブリ一尾、
出荷すると500円くらいにしかならないという。
漁師さんが命がけで
捕ってきてくれた魚。
ありがたく、適正価格を払っていただきましょう。