「ゴーシ先生が人生で見た
一番キレイな桜は
どこですか?」
と聞かれた。
タイムリーすぎる。
何も知らなくての質問なら
この人は運命の人かもしれないし
すべてを調べ尽くしての質問なら
この人は天才的な詐欺師になれるだろう。
「ゴーシ先生が人生で見た
一番キレイな桜は
どこですか?」
そんな簡単な質問に
全力で答えてしまった。
僕が、糸島のこの家に引っ越してきたのは
もう11年前。
おとちゃんが生まれる
約半年前。
おとちゃんが生まれてから
とらちゃんが生まれてからも
いろんな記念樹を植樹してきた。
いろんな願いを込めて。
いつかこの子が
小学校に入学するときに
いつかこの子が
我が家を離れるときに
いつかこの子が
結婚をするときに
いつかこの子が
孫を連れて帰ってくるときに。
当時はそんなことを考えながら
四季折々
果物のなる木を
植え続けた。
今、ふと、庭を眺めても
カボス
木イチゴ
グミ
レモン(死んだ)
キンカン
クワ
果物じゃないけど
クヌギも。
加えて
前のオーナーが植えていた
さくらんぼ
梅
ビワ
梅
キンメイモウソウチク(たけのこ)…
さらに
セリもフキもツワも
自生していて
本当に一年中、
子どもたちがなにか食べている
庭が出来上がった。
花が咲く木も植えた。
まず、枝垂れ梅。
そして、枝垂れ桜。
こうやって
考えていると
僕は枝垂れが好きなのだと思う。
といって
垂れているものが
全般的に好きなわけではない。
ソフトクリームが垂れて
手につくなんて
生理的に嫌悪感を抱くし。
「ゴーシ先生
垂れてるのが好きなの~」
とか言われると
相当な誤解を生むので
ぜひ、やめていただきたい。
それは
垂れてないほうがいい。
垂れていいのは
頭(こうべ)と稲くらいのもんだよ。
さて、その枝垂れ桜。
植えたのは
FBやblogを調べても定かではなくて
たぶん、8年位前。
「福ふくの里」に売っていたのを
衝動買いし植樹。
当時は
「庭で枝垂れ桜の花見ができたら最高」
とか思いながら。
植える場所が良かったのか
その枝垂れ桜は
ぐんぐん大きくなり
葉をつけ
光合成し
また大きくなり
葉をつけ…
あれ…?
花…咲かないね。。。
ネットで調べるも
「枝垂れ桜は比較的育てやすい品種が多い桜」
「苗木を植え付け後1~3年が開花の目安」
あの、、、
もう8年になるのですが…
しかも私、九大農学部の先生…
とか思いながら
昨日、イノシシを焼きながら
「この子は、もう花が咲かない」
という諦めの境地で
むしろ
「今年も新葉が出たね~」
と仙人のような気持ちで
枝垂れ桜の若葉を愛でていたら…
あ、あれ?
なんかある。。。
近寄ってみると…
わずか一輪の枝垂れ桜の蕾。
感動。。。
そのあとに
「きゃっほう~」
小躍りして喜んでいたら
おとちゃんが
「パパ、何がそんなに嬉しいと?」
カクカクシカジカと説明しても
「ふ~ん」
という感じ。
ま、、、
そうだよね。。。
あ、あれ?
前半、詩的に書いていたのに
完全にblog調に戻ったぞ。。。
気を取り直して。
日本中に桜の名所はたくさんあると思うし
満開の桜の下で
それを愛で
写真を撮ったり
お酒を飲んだり
そんな桜もあると思う。
僕も
どこかの一本桜や
河川敷の桜並木や
見事な山桜を見てきたけど
この小さな小さな
庭の一輪の桜の色に
心が踊ったことはない。
これから毎日
この蕾が咲くことを願う。
毎日、写真を撮ろう。
雨でやられないように
寒さでやられないように
開花の日を
満開の日を逃さないように
できるだけ家にいよう。
Stay home.
自分だけの最高の桜を。
自分だけの最高の花見を。
桜を見るのは量じゃなく
心だよ。
Stay home.
最後に
そこに落ち着けるのが
僕のあざとさなのだと思う。
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