食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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「自分らしさ」論

昨日(12/15)午前は
福岡市のある高校で講演。

 

1h話題提供、1h質疑応答
がスタンダードなのだけれど
「できるだけ質疑応答を長くしてください」
とのリクエストに応え
2hすべて質疑応答にしました。

 

これが、本当に面白かった。

 

録画しておきたいくらいでした。

 

印象に残っている
質疑応答を
これから数回に分けて
紹介していきます。

 

生徒:「先生の『自分らしさ』って何ですか?」

 

ここ10年以上
そんなこと考えたこともなかったので
腰を抜かすほど
回答に困りました。

 

でも、「自分らしさ」
について悩んでいる高校生にとっては
すごく切実な問題なのでしょう。

 

そこでこんな話をしました。

 

自分らしさ…

もしかしたら
私を知っている人は、
「行動力がある」
「積極的」
「人のために動く」
「熱い、情熱的」
とか言うかもしれません。

 

でも、それは
「ゴーシ先生らしさ」であって
「自分らしさ」ではないです。

 

もともとの私は
すごく臆病で
すごく人の目を気にして
すごくいい子ちゃん。

でも、
いろんな本を読んで
いろんな話を聞いて
「それすごい!」
「いいな!」
って思うことを
実践して今の自分があります。

 

それは、最初は
できないこともたくさんあります。

 

でも、毎日
呪文のように唱え続ける。
例えば
「返事は、『はい』か『yes』」。
例えば
「スピードは最大の付加価値」。

 


そうすると
だんだん、それが自然に
できてくるようになります。

 

そうして
今の自分が出来上がっています。

 

と、考えたら
「自分らしさ」
なんて意味ない。

 

まぁ、
自分の表現したいことがあるのに
「周りの目を気にして」
それが表現できないのは不幸です。

 

でも、
40過ぎて
自分らしさにこだわるとか
頭悪い。

 

いっぱい勉強して
いっぱい挑戦して
いっぱい行動して
いっぱい失敗して
それでもあきらめない。
そうして後天的に
努力して身につけた
力のほうが
よっぽど強いと思う。

 

それは
「自分らしさ」
じゃないとしても
それでいい。

 

とすれば
自分らしさ
にこだわるより
自分らしさを消せるほど
いろんな人たちの
素晴らしい
考え方や行動を
自然にできるほうがいいと思う。

 

だって
「自分らしさ」も
「自分探し」も
所詮、自分中心。
自己中心的な考え方。

 

そんな考えで
幸せになれるはずがない。

 

大切なのは
自分ではなく「他人」
「利他の心」。

 

 

そういう意味では
「自分さがし」をしていても
幸せになれないけど
「自分なくし」をしたほうが
幸せになれる。

 

高校2年生の
一人の質問にこれだけ熱く
語っちゃう2時間。

 

自分探しとか
自分らしさに
関心のある方は
コチラの記事もどうぞ↓

www.goshisato1973.info

 

 

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