食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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「手抜き」と「手間暇」は違う

今日の夜は
久留米市のある中学校で講演。

 

スタートは19:00。
その時間になっても
会場は10名程度。
8割は空席。

 

(途中から増えてきて
 最後は、この人数に)

 

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沢田研二さんなら
 怒って帰ってると思いますが
 私はちゃんとやります。
 むしろ楽しみです。
 少人数ならではの
 濃密な時間にします」

と宣言し

急きょ、質疑応答形式での
食育講演。

 

これが楽しい。
普段、語らないコンテンツを
アドリブで話せる。

 

一人のお母さんの
質問が印象的でした。

 

「食の大事さは分かっているので…
 でも、忙しい時は
 手抜きをしてしまって…」

 

ゴーシ先生
こう応えました。

 

私は、講演で
食を通じて
子どもの心に愛情を注ぎこむ
と言う話をしています。

 

そうすると
感想に
「今まで、手抜きしてました。
 今日から、がんばって手作りします」
みたいな感想が多々あります。

 

手作りは大切ですが
「手作りしなければならない」
という義務的な観念は必要ないです。

「…ねばならない」
という観念はママを苦しめます。
笑顔を奪います。
ママが笑顔でなければ
子どもは絶対に笑顔になれないです。

 

まず、ママが笑顔であること。
そのためには
手抜きも全然、OK。

 

ただ、手抜きと
手間暇をかけない
は違うのです。

 

分かりやすく
手抜きしながら
手間暇かける方法があります。

 

例えばこの写真。
「お母さんのハンバーグ」の作文を書いた
九大生を育てた
とてもステキな家庭、食卓です。

 

でも…(笑)
(この写真を知りたい人は
 講演に足を運んでください)

 

これ、100%、スーパーの巻き寿司です。
手抜いてる。

 


でも、重要なのは
それをお皿に移しています。
スーパーのトレイそのままじゃないです。

もし、トレイから皿に
移すことでビタミンが増えるのなら
誰でもやります。
それは
愛情ではなく合理性です。

でも実際には
ビタミンもカロリーも
何も変わりません。

 

何も変わらないことを
手間暇かけてやるから
そこに愛情がこもるのです。


とすれば
例えば
お弁当を作る時間がなかったとしても
ふせんに
メッセージの一つでも書いて
手渡す。


それが愛情になる。
手は抜いても
手間暇はかけることになる。



子どもは
大人より優しいので
それでも
十分に親の、大人の気持ちを
汲み取ってくれる。

 

だから
「ねばならない」
なんて観念に苦しまないで
日々、笑顔で生きていこう。

 

大丈夫。
ママの想いは
絶対に伝わる。 

 

ひと手間だけで。

 

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