食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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『自然と未来株式会社』星子桜文さん

ERIさんが
隣保班のご不幸ごとで
集合できなくなり
提示されたミッションは
「13:00に『自然と未来株式会社』に行って!」

 

nandf.co

 

熊本空港で中台さんと落ち合って
「ERIさん来ないなら、なんか
 観光ツアーになっちゃうね」
みたいな話をしていたけど
いきなり大満足、満腹になって
もうここで解散していいや
と思うほどの出会いとお話し。

代表の星子桜文(ほしこ あや)さん。

 

BDFとは、廃食油から作られた軽油
排気ガスが天ぷらの臭いのする軽トラ」
みたいな。

で、
「菜の花プロジェクト」がうまれたり
生協等の市民活動に取り込まれながら
一時期、ブームになりました。

 

しかし、「最近聞かないな~」
と思っていたのです。

 

理由は規制が厳しくなったから。

日本は排気ガス規制が
ヨーロッパ等々より厳しく
ディーゼルエンジン
どんどん進化せざるを得ないらしいのです。

むしろ、その規制についていけず
乗用車メーカーで
ディーゼル作っているのは
マツダだけ。

 

そんな最新のクリーンディーゼル
旧来のBDFを入れると
動かないらしいのです。

 

ということで
日本ではBDFは下火に。

 

星子さんは
もと運輸会社に勤めていて
その燃料経費削減のために
BDFの実用化に着手し
一部門を立ち上げます。

 

で、第4次規制の基準をクリアーするほどの
純度の高いBDFの精製に成功。
試験管レベルでは
上手くいく技術はあったらしいのですが
それをプラントレベルで成功。
特許取得。

また、BDFの最大の課題の一つは
廃食油の収集、運搬。


運輸会社なので
「積み荷を降ろした後、
 廃食油を収集して帰ってくればいいでしょ」
的な発想でその問題も解決。

 

で、(その運輸会社が倒産したため)
独立し、起業。

 

例えば
天ぷら屋さん、お弁当屋さん等は
毎月、大量の廃食油が出ます。
それを、産業廃棄物処理業者に
お金を払って処理してもらっているわけです。

しかも、
その産業廃棄物処理業者では
燃やして処理します。

 

「タダで引き取りますよ」
とすれば
飲食店にとってもWIN。
燃やして処理するのではなく
BDFにすれば
環境的にもWIN。

 

星子さんは
「地域が油田になる」
と言います。

 

 

(後で、仲間から話を聞けば)
ご苦労も多分にあったそうです。

 

でも、志が違う。

 

熊本地震の際は
ガソリンスタンドに大渋滞ができました。
とすると、緊急車両が
燃料を入れられないのです。

 

だけど
行政と協力して
緊急車両にBDFを優先して供給。

 

さらに
自社が儲けるために
全国展開するのではなく
地域のエネルギーを
地域で、という理念で
地域でBDFをやりたい人に
技術、ノウハウ提供しているとのこと。

 

すげー。

 

そうしたら
中台さんが、となりで
ナカダイにプラント、
導入するための計算をし始め…(笑)

 

 

まぁ、スゴかった。

星子さん、スゴイ。

世の中には
まだまだ面白い人がたくさんいる。

そして
まだまだ自分は小さい。

 

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