食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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土を作り、種をまき、育て、収穫する。

イベントやセミナーなど
事業を成し遂げるするプロセスを
農業で例えるなら
①土を作り
②種をまき
③育て
④収穫する
という感じでしょうか。

 

例えば
一つのセミナーを実施する場合でも
やるべきことはたくさん。

 

誰に何を伝えるか
ターゲットとコンテンツ
というコンセプトを決め
ネーミングし
収支計画を作り
(外部講師を呼ぶ場合は)講師、その謝金を決め
会場、参加者数とバランスさせ
募集要項を作り
広報・集客し
資料や領収書等、準備し
そして当日運営。

どれが
土づくりなのか
種まきなのか
ということは置いといて
こういうプロセスがあるという
全体像を把握すること、計画すること
タスクをすべて洗い出すこと
その順番を間違えないこと
が重要です。

 

で、よくある
失敗するパターン。

 

「稲の生態を知らないので
 まず、本買って、勉強してから
 スタートします!」。

勉強しているうちに
播種の時期、逃します。

しかも、稲のことが
完璧に理解する日なんて
永遠にやってきません。

 

 

「稲刈りのためのノコガマがないんで
 買ってきます!」

稲刈り、まだ、先なので
今、それしなくていいです。

 

 

「無農薬でやりたいんで」

理想が高いのはいいですが
それにこだわりすぎると
米作りさえできませんよ。

 

一つの作物を作る
一つのセミナーをやるだけでも
こうやって失敗の地雷は
たくさんあります。

 

大切なのは
全体像を把握しながら
すべてのタスクを洗い出し
その順番を間違えず
「適期」にちゃんとやっていくこと。
その計画を立てることです。

 

勉強している間に
播種の適期を逃してしまったら
元も子もありません。

 

しかも。

 

農家さんは
お米だけ作っているわけではないのです。

 

Aという田んぼではお米を作っていますが
冬には麦を作っています。
Bという田んぼでは夏に大豆を作っています。
Cの畑では
自家用野菜を作っています。

 

これをパラレルでやっています。

 

稲刈りしながら
となりの畑の土づくりし
そのとなりの管理作業を行っています。

 

だから
年間を通じて
やるべきことがあるし
年間を通じて
所得を得ることができるのです。

 

稲刈りが終わって
あ~終わった~
あ~うまくできた~
ってホッとしていると
「あ、次、何したらいいんだろう?」
「麦の種まきの時期すぎちゃった」
ということになります。


つまり、
全体像を把握し
年間計画を作るのが
いかに大切かと言うことです。

 

 

 

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