食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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現代的寺子屋のアイデア

佐賀大人塾実践編。

 

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この日のテーマの一つが
「ぺぺんちを活用した
 あそびがまなびの学童保育的事業」について。

 

みんなで現状の問題を洗い出し
ブレストしたりして
課題解決をしようとしましたが
「これだ!」という結論には至らず…

 

それから、
ずっとそのことについて
考えています。

 

 

=======

私の母は専業主婦だったので
学校から帰ると
必ず家にいたし
だから、学童保育とかアフタースクールの必要性を
全く感じないままに育ちました。

 

でも、夫婦共働きだと
学校が終わってからの時間
子どもたちをどう過ごさせるか
学童保育の必要性、重要性を
痛感しています。

 

わが子が通っている
学童保育も本当にありがたく
子どもたちも楽しそうです。
早く迎えに行こうとすると
「遅くていい」と言うほど(笑)。

 

とはいえ、
都市部の学童保育
ケージ飼いの鶏小屋のように
ギュウギュウ詰め。
だから、学童保育はイヤ
という親も、子どももたくさんいます。

それから、
おやつが「キャベ太郎」とかだったり(笑)
子どもは喜んでいるけど
親は複雑…みたいな。

宿題をさせてくれるのはありがたいけど
お勉強、お勉強ばかりも…みたいな。

 

 

理想を語ります。

 

学校が終わっての
子どもたちの時間。

ゆったりとした環境で過ごさせたいです。

 

お腹が減っていることもたちには
スナック菓子ではなく
安い氷菓ではなく
おにぎりと漬物とお味噌汁を食べさせたいです。

 

できれば
それを子どもたち自身で作らせたいです。

 

それを大人が教えるのではなく
上級生が下級生へ教えてほしいです。

 

みんなで宿題を一緒にやって
上級生が下級生に教え
できる子ができない子に教え
みんなでできるようになってほしいです。

 

そのあとは
みんなで遊んでほしい。

 

庭で竹トンボを作ってもいい。
部屋で将棋をしてもいい。
みんなで楽しみながら
みんなでいろんな力を身につけてほしいです。


そういう理想を思い描いていくと
次なる課題は、
「お金はどうするの…」

 

一般的に、公共の学童保育で月5000円。
民間のアフタースクールで月20000円~40000円。

 

収支の面から計算しても
20人規模の場合
スタッフ(先生)は最低2人必要だから
15:00~19:00 ¥6000としても日12000円
1週間で6万、1ヶ月で24万円。
家賃、水道光熱費、教材費、雑費…等々を考えていくと
40万円とかになる。
とすると、月謝は20000円とかになる。

 

そうすると
迎剤的に余裕のある家庭を対象とした
高級アフタースクール事業になる。

 

全然、理想じゃない(涙)。

 

 

逆に考える。

全部無料にする。

 

おにぎりとみそ汁は
1食50円なので20人集まっても1000円。
「地域の子どもたちに地域のお米を」
とうたえば、農家さんから
お米や野菜の寄付が集まるかもしれない。

 

スタッフは
地域の有志がローテーションで。
大人にとっても
「空いている時間は
 あそこに行ったほうが楽しい」
という場にする。

 

おばあちゃんが
漬物のつけ方を教えにやってきてくれて
大人も学んでる、みたいな。

大人が、あるアイデア出しに困ったとき
子どもたちが全員で
それに協力してアイデアを出すみたいな。

 

みんなで、みんなが生きる力を身につける。
みんなの力が活きる。

 

みんなが生徒で
みんなが先生。

 

まさに寺子屋
現代的寺子屋

 

 

で、全部、ボランティアで
フリーでやってしまうというのは
知恵がない思っていて
マネタイズのポイントを後ろにずらす。

では、どうキャッシュポイントを
作るかと言うと…

 

寄付、協賛、クラファン
だけじゃ面白くない。

 

地方創生
空き家活用のモデルにして
視察者から視察料とるとか(笑)

 

これから考えます(笑)

 

 

これを本気でやるなら
まず、数回、トライアルの日を決めて
・子どもたちの募集
・スタッフの募集
・プログラムの確定
・食材の確保
をすることからかな。

 

やるとなれば

ゴーシ先生
前面に立ってやります。