山極壽一先生特別講演レポート、その④

「食における共同」「共食」は
最も古い人間の特徴。

 

では、子育ての共同は?

 

ゴリラの子育て

小さく生んで大きく育てる。
ゴリラの赤ちゃんの体重は、1.6~1.8kg。
人間の赤ちゃんが3kgを超えるので
かなり小さい。

 

そして、3年間、お乳をのむ。
母親は、1年間は赤ん坊を離さない。
ずっと抱っこしている。
それゆえ、ゴリラの赤ちゃんは泣かない。

 

3年たって離乳し
お乳以外のものを食べ始めるころになると
母親がシルバーバック(父親)に
子どもを預ける。
この行為を「パーキング」と言う。
シルバーバックは、「遊び相手と仲裁者」の役割を果たす。
ずっとじっとしておいて遊び相手になる。
また、子ども同士がいざこざを起こすと仲裁をする。

 

そのときに、えこひいきしない。
必ず、大きいほうをいさめる。
必ず、しかけたほうをいさめる。

 

こうして依存の対象が
母親から父親にバトンタッチする。


ニシローランドゴリラの子育て

 

 

 

人間の子どもの不思議な特徴

・大きい赤ちゃん
・よく笑う
・よく泣く
・お母さんにつかまれない
・乳離れが早い
・成長が遅い

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オランウータン、ゴリラ、チンパンジーは
「乳児期」…お乳をのむ時期、乳歯の時期
「少年期」…繁殖能力がない時期
「成年期」…繁殖能力がある時期
「老年期」…繁殖能力がなくなった時期

 

一方でヒトには
「乳児期」
「子ども期」…離乳しているけど、大人と同じものは食べれない時期
「少年期」
「青年期」…繁殖能力がついても繁殖できない時期。
「老年期」…長い。

がある。

 

人間は、子ども期には
糖度の高いやわらかいものを食べさせる。
農耕牧畜のなかった時代は、
はちみつ、フルーツなど。
それを取ってこなければならない
非常に、エネルギー、コストがかかる。

 

なぜ、そんな進化を遂げたのか。

 

その⑤につづく↓

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