食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


official web: http://goshisato1973.com/


佐藤剛史の著作一覧


佐藤剛史への講演依頼

講演依頼フォームはコチラ


佐藤剛史の講演のサンプル動画


佐藤剛史への連絡は→goshisato1973@gmail.com

友だち追加

イベント企画におけるイニシアチブ①

最近、「イニシアチブ」について
あらためて考えさせられる場面に
2度、でくわした。

 

イニシアチブとは
簡単に言えば、「主導権」のことである。
何かをやろうとするときに
主導権をだれが持つのか
自分がしっかりと握っているのか
誰かにゆだねてしまうのか
ということである。

 

一件目は、大学生が企画する
イベントの相談に乗ったときのこと。
その大学生グループは
高校生を集めて
マシュマロ・チャレンジを体験する
というイベントを企画していた。

 

コストはほとんどかからない。
成功のキーは、「広報・集客」。
どうやって高校生を目標人数集めるか。
それがクリアー出来たら
企画は成功する。

 

しかし、
あるメンバーがこういう提案をしたらしい。

「広報するために、カラーのチラシを
 ある程度刷ろうと思ったら、結構お金がかかる。
 だから企業の協賛が必要」

この時点でイニシアチブが企業に渡ってしまう。

 

つまり、企業の協賛が取れなければ
チラシが作れない
広報ができない
イベントが成立しない
となる。

 

つまり、イベントの成否は
企業が協賛してくれるかになる。

そして、イベントとは直接的に関係ない
協賛とりの仕事に全力を注がなければならなくなる。

 

 

大切なのは
自分がやろうと思えばできる
イニシアチブを持っておくこと。

 

このケースでは
・大学の教室を借りる(コスト・ゼロ)。
・WSの準備をする(ほぼコストゼロ)。
・印刷機でA5の白黒チラシを作る(ほぼコストゼロ)。

 

自分でやろうと思えば
全然できる。
カラーじゃなく、白黒だから
お客さんが集まんない
なんてことはない。

 

 

お客さんが集まんないのは別な要因。
高校生のニーズが分かっていない。
そこに訴えるイベントになっていない。

 

 

いずれにせよ、
イニシアチブは
自分で握っておかないと
とっても素敵なアイデアも実現できないよ。

 

長くなるので、また。

www.goshisato1973.info