モノを書く熱量

先日、ある中学生が書いた本の感想を求められました。


内容が、入ってこないし
当然、よく分からなかったので
描写力、表現力の乏しさを指摘し
その力を身につけるために
トレーニング方法もアドバイスしました。

 

しかし、なんか
それだけでは「たどり着けない」気がして
ずっと考えてました。

 

答えは「熱量」。

 

まず
「これを何とかして伝えたい!」
ってとこからすべてが始まります。

 

だけど
そこが甘くなって
「なんかいい作品をとりあえず書いてみよう」
みたいなことが第一義になってしまいます。

 

誰に対して
何を伝えたいか。

 

その熱量をどれだけ持てるか。

 

例えば
広大な海を見て
感動して
すっげー、この感動を
誰かに伝えたくなったとします。

 

物書きは
海を描写し
それだけでは不十分だから
海を見た人の心を描き
それだけでは不十分だから
その人の物語を描き始めます。

 

でも、ゴーシ先生は
この海はすっげーキレイだとは思うけれど
デジカメで写真を撮って
パノラマ化し
SNSにupしちゃう(笑)

f:id:kab-log:20170813084443j:plain

 

つまり、この海を見た感動には
それほどの熱量がないわけです。
だけど友道先生の『方円の器』には
その熱量を込めることができます。
その熱量の差です。

 


じゃぁ、中学生の熱量ってなんだろう?

まず、そこを追求すべき。
初恋とか
第二次性徴とか
親のうっとうしさとか
でも、親が大好きなジレンマとか
大人では語れない
中学生の熱量。

 

 

それが掴めたら
最適な手段を考える。
文章かもしれないし
写真がいいかもしれないし
動画がいいかもしれないし…。

 

それを文章だけでやる人が
作家と呼ばれ
それを写真だけでやる人が
写真家と呼ばれ
それをyoutubeでやるひとが
youtuberと呼ばれ…。

 

そんなもんです。

 

「作家になりたい」とか
そんなカテゴリーに意味はなくて
どんな手段を使い
どんな人を
どう感動させるか。
そこが問われてきます。

 

 

さて。

 

ゴーシ先生は
現在、とある原稿の校正中。

 

今年の6/2に大分で
「九州地区特別支援学校・知的障がい教育校  校長会・PTA連合会」
で基調講演をさせていただきました。

www.goshisato1973.info


その反響が絶大で
「どうしても文章化したい」
「スライド資料も掲載したい」
との依頼をいただきました。

 


普通なら、断ります。

 

いくらしゃべり慣れてるとはいえ
講演は口語口調になるし
主語・述語関係
「てにをは」も狂ってます。

 

それを校正するとなれば
書きおろしくらいの
時間とエネルギーが必要です。


しかし、恩師、藤澤先生の依頼なら
断れません。
・テープ起こしを完全にやること。
・私が校正をやること。
を条件に引き受けました。

 

で、真っ最中。

 

1600字で26p。

 

普通の本の半分くらいの文量。
これ、タダでやって
タダで配られるんだ(笑)

 

それにしても
自分で読んでいても、面白いです。

 

当日は、相当、熱量が
入っていたんだと思います。

 

大切なのは熱量。

 

すごい弁当力! (PHP文庫)

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