食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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小松武雄市長との対談イベント、そして「子ども食堂」問題

今日は小松武雄市長との対談イベント
「子どもの心と学力をはぐくむ食卓の力」。


イベントスタートは10:30から。
打ち合わせは9:00から。
ですが、絶対に遅刻できないと
7:00に糸島を出発し
8:00には武雄市図書館についていました(笑)

小松市長と直接お話しさせていただくのは
今回が初めてでしたが
一瞬で意気投合、
打ち合わせの段階で盛り上がりまくり。

 

(あまり積極的に広報していないような感じだったので)
参加者は30人くらい?
多くて50人くらい?
と思っていたら、
まさかの100名。
福岡、長崎、熊本と
県外からの参加者も多数!(驚)

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トークセッションはすごく盛り上がりました。
小松市長とのケミストリーがうまれました。
いつもは「食育」を話しているのですが
今日は「教育における食」
というスタンスでの話となりました。

普段のゴーシ先生が
語らないことまで語ってしまいました。
佐世保から駆けつけてくれ
しかもマイクを振って
お話しいただいた福田先生の話も
すごかったです。

 

講演終了後、ある方が
「子ども食堂の話をしてくれて、
 すごくスッキリしました」
と声をかけてくださいました。
こんな話をしました。


子どもの貧困は
深刻な課題であり
早急に解決すべき問題です。
しかし、お腹のすいた子どもに
ご飯を食べさせればいいか
というとそんな問題ではないです。


北九州のある団体が
コンビニの余った弁当を
生活困窮世帯や児童養護施設などに届ける
なんてことをやろうとしているという
記事を西日本新聞で見ました。

www.nishinippon.co.jp

 

私からすれば「最悪」です。


お腹は満たさせるかもしれませんが
心がやせ細ります。
余ったコンビニ弁当渡されて
「僕は大切にされてる!」
って思うかどうかです。

 

同じように
子ども食堂も
大人が作って、それを
お腹がすいている子どもに食べさせるだけでは
「みじめ」な気持ちを感じる子どもいるでしょう。
行きたくても、行けない子供も出てくるでしょう。

 

そうじゃない。

 

大人が子どもに作り方を教えて
子どもに作らせるのです。
で、一緒に食べるのです。

 

で、大人が
「おいしかった~」
「ありがとう~」
「次も作ってくれる?」
って感謝の気持ちを
伝えるのです。

 

それが子どもの心を育みます。
人の役に立つ喜びを実感できます。
「また来よう!」って思えます。
自炊能力が身につけば
家で自分でご飯を作れるようになります。
(食材がなくても、子ども食堂で
 余った食材を持ち帰らせればいい)


小松市長は膝を叩いていました。
10月に武雄市にできる
子ども図書館は
調理室があるそうです。


最高。

本があって
調理室があるなんて
何でもできる。

小松市長に頼んで
ゴーシ先生プロデュース企画
ガンガンやろうかな。

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