新規性の必要性

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大学でNPO論、ボランティア論を講義するときには
必ず「新規性の必要性」の話をします。

 

実際にあった話です。

 

ある学生グループが
こんなアイデアを出しました。

「農家さんは商品にならない
 野菜がありますよね。
 それを僕らが集めて
 大学構内で『大学生八百屋』を開いて
 学生や住民に安く売ります!
 僕らも商売の勉強になるし!」

一見、
農家、消費者、学生
みんなwinのいいモデルのように見えます。

 

でも、「やめときな」と忠告しました。

全然ダメです。

 

このモデルが本当に成功したとすれば
その結果、
近隣の八百屋は潰れてしまうでしょう。

 

それでも、持続的に
『大学生八百屋』
が続いていくのであれば
誰も困りません。

 

でも、いつか潰れる。

なぜなら
大学生のボランティア労働に
依存している部分があるから。

 

善意で始めた『大学生八百屋』。

でも、最後に困るのは
八百屋がなくなった地域住民
消費者です。

 

だから、
既存のマーケットに
NPO、ボランティアが
格安で参入してくるのは
問題が生じる可能性があります。

 

だから
NPO、ボランティアには
「新規性の必要性」
が必要なのです。

 

新規性のないNPO、ボランティアは
単なる民業圧迫です。

 

NPO、ボランティアによる価格破壊
やってもいいけど、
絶対に、続けろよ
社会課題を絶対に解決するまで続けろよ
そう言いたいです。

 

だけど、
そんなこと言っても
何も解決しません。

 

価格破壊が起きたり
ピンチが訪れた時がチャンスです。

 

自分たちの付加価値を探すチャンスです。

 

amazonがすごいことをやり始めています。
amazon goをやりはじめ
5%offのクレジットカード事業をやりはじめ
さらには飛行船とドローンの独自宅配システム
やり始めたら、もう無敵モードです。

 

そこらへんの
中小商店は簡単につぶれます。

 

だからこそ、逆に
「読書のすすめ」のような
付加価値のある店は支持を得て生き残ります。

 

ピンチが訪れた時がチャンスです。

 

自分たちの付加価値を探すチャンスです。