食育研究家。九州大学講師/糸島市行政区長/1973年、大分県生まれ。農学博士。/年間の講演回数は100回を超え、大人向け学びの場である「大人塾」「ママ塾」「mamalink塾」等も主宰/主な著書に『いのちをいただく』『すごい弁当力!』『食卓の力』など、いずれもベストセラー/新聞掲載、テレビ・ラジオ出演も多数


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クレーマーに追われる行政職員

県のある事業の担当者からメールが届きました。

急なお願いで恐縮ですが、
来週、先生のところに課長とお伺いして、
相談させていただきたい件がございます。

だいたい、こういう「緊急」な相談
というのはいい内容じゃない(笑)

15分でいいというので
アポイントし19日の午後一番で
会うことになりました。

相談の内容はこうでした。

数年前、
県がある事業をある企業に委託しました。
その事業とは、
子育て応援・結婚応援の一環として
婚学のゴーシ先生にインタビューし
「恋愛・結婚の処方箋」
としてまとめ、webにupするというものでした。

f:id:kab-log:20161221103519j:plain

そうしたら、
それを読んだ
なんちゃらジェンダー研究所
という市民団体から
「結婚の価値観を強要している」
というクレームが来たらしいのです。

しかもご丁寧に
副知事、議員に圧力をかけ
副知事、議員から
担当課に修正指示が来たらしいのです。

 

で、結論としては
私のインタビュー記事を
一部、削除、修正していいか
というものでした。

 

私も
教育者であり、
研究者であり、
作家でもあるので、
表現には細心の注意を払っています。

全体像をよく読めば
誤解は生じないはずですが
ある言葉尻を捕まえられました(涙)

そもそも
そのサイト自体が
「結婚応援」
なのですが…

事を荒立てるつもりもないので
快く了承しました。

ただ、こういうのって
本当に問題だと思うのです。

大多数の県民、市民は
なんとも思っていないはずです。
一部のノイジーなクレーマー
「問題だ、問題だ」
と言います。

そして、行政職員はこんな
クレーマー対応に追われることになります。

私のもとへも
課長、職員が相談にやってきましたが
その間の時給も私たちの税金です。
こんなくだらない
クレーマー対応のために
税金がどんどんとつかわれています。

福岡県は
「出会い応援事業」として
「赤い糸メール」
というシステムを構築しています。

結婚を希望される独身者の出会い・結婚を応援するために、
九州・山口地域の独身者の出会いの場となる
パーティー、食事会、旅行、体験活動、マナーアップ講座
等のイベント情報を、
ご登録いただいたメールアドレスに電子メールでお届けするものです。

このイベント情報を
徹底的にチェックし
クレームしてくる人物がいます。

 

その筋では有名な話です(笑)

 

行政職員は
何十分もその対応に追われます。

 

私の教え子も
何名も行政職員になっていますが
本当に有能な人が多いです。

そんな有能な行政職員が
こんなくだらない
クレーマー対応のために追われています。
私たちの税金が
こんなくだらない
クレーマー対応のために
つかわれています。