玄界島問題

今日(12/12)午後は
玄界小学校
玄界中学校
で連続講演。

ま、一緒の敷地なのですが。

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福岡県に住んで25年、
福岡市、糸島氏に住んで18年、
初めての玄界島訪問です。

玄界島は、
2005年に発生した
福岡県西方沖地震で被災し、
短期間で、
コミュニティを維持しながら全島避難、
復興したという
全国的なモデルケースらしいのです。

今日も、偶然にも
大学研究者が3名
追跡調査に入っていました。

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ただ、いろいろと話を聞いていると
いろんな問題があるし
これから、それはもっと深刻になるはず。

まず、玄界島の基本情報を調べてみましょう。
人口:527人
世帯数:206戸
玄界小学校児童数:22名
玄界中学校生徒数:6名

児童数・生徒数が少なく
小中併設校なだけあって
教育環境は恵まれています。
子どもたちは仲いいし
人数が少ないので
子どもたちは先生から丁寧な教育を受けれます。

講演していても
屈託なく、素直で、積極的で、
物おじしない子どもたちが多いように感じました。

さて、本題。

玄界島の問題をまとめてみると…

 

【観光客がいない】
玄界島には観光の「目的」がありません。
玄界島に来る人は、釣りか仕事がすべて。
平日、土日祝、均(なら)して10名としても
年間数千人。

一方、隣にある能古島
アイランドパークがある。
アイランドパークの入場者数は20万人以上。
(最新の正確な数値があれば教えてください)

圧倒的な差です。

 

【お金を落とすポイントがない】
私は今日、玄界島
1円もお金を使いませんでした。
だって、飲食店もお土産屋さんもない。
校長先生は
「1週間、1円も使わず生活できる」
と言われていましたが
そもそも、
お金を使う店がない(涙)。

年間、数千人の釣り客が来たとしても
ほぼお金を落とさず帰っていきます。

 

【人口は減る】
震災後建てられた立派な集合住宅、
お年寄りが亡くなったり
施設に移られたりして
空き部屋が出ているといいます。

しかし、移住者が来ない。

だから、人口は減少します。

 

【なぜ、移住者が来ないのか?】
実は博多まで35分で行けるのですが
利用者が少ないので、便数が少ない。
という悪循環です。

しかも、波が高い日、風が強い日は
船が欠航します。

そうすると
サラリーマンは住めません。
玄界島に住んでいるとパートを断られる」
というケースも実際にあるようです。

【移住者が来ないと…】
古いコミュニティの体質が残り
「面倒なものはやめよう」
となり、実際、盆踊りはなくなりました。

新しいものが受け入れられません。
一人が儲かると妬みが生まれます。
そして何も生まれなくなります。

 

【ゴーシ先生ならどうするか?】
話を聞きながら
自分ならどうするかと考え
ワクワクしていました。

まず、港に、小さな
「釣具屋+食堂+直売所」
を作ります。

 

【釣具屋】
島の人はほぼ皆、漁師なので
釣具屋なんて必要ありませんが
来島者の多くは釣客なので絶対にニーズがあるはず。

針とかウキとかは
準備万端でしょうが
「小鯵の生餌」
とかを売れば絶対にニーズはある。
校長先生は
昨日、小鯵の生餌で、堤防から
50cmのハタを釣ったといっていました。

170万都市の福岡市の中で
絶対、釣れる餌を売れば
釣り人の聖地になる。

 

【食堂】
玄界島に飲食店は一軒しかなく
民家っぽくてわかりづらく、
ちょっと高級っぽく、入りづらい。

島に、漁協の購買部はありますが
カップラーメンくらいしか食べれず
しかも日曜日は空いていない。

ご飯、刺身、一夜干し、アラ汁
みたいな定食と
アルコールを提供すれば
絶対にウケるはず。

しかも
島の雑煮や具そうめんやクジラ飯
なんていう伝統食もあるらしい。。。
食べてみたい。。。。

 

【直売所】
島の資源を売る。
新鮮な魚介類
一夜干し、干物
野菜。

そして
大切なのは自分だけが儲かるのではなく
みんながもうかる仕組みづくり。

釣具屋の生餌も
食堂も
直売所で売る魚介類や野菜も
島のみんなから仕入れて
ちゃんと売って、みんながもうかる。
じゃないと、コミュニティでは
うまくいかないし、そもそも、
スタートアップもできない。

 

【隠し玉】
旧玄界中学校が
全くそのままの形で
使われずに残っています。
電気、ガス、水道もあり
広いグラウンドもある施設です。

これをうまく使えば
すごい資源になる。
旧大名小学校のように。

利用したい人、いっぱいいると思うな。

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